大運が地合い悪に逆行しマド開け急動意、海運株人気波及し投資マネーが集中
大運<9363>が全体地合い悪に抗して急速人気化、一時9%近い上昇でマドを開けて75日移動平均線を上回り、一気に400円台に乗せてきた。大阪港を地盤とする港湾事業者で港湾運送のほか国際コンテナ輸送、倉庫業などを展開する。PER8倍台、PBR0.6倍台と株価指標面で割安感が強く、年間配当利回りも2.5%前後でバリュー株としての側面を持つが、ほどよい出来高流動性と値動きの軽さが魅力となっている。ここ大手をはじめ海運株が買い直される展開にあり、同社株にも物色の流れが波及した。同社の収益は中国の景気動向にも左右されやすいが、ここバルチック海運指数の上昇が顕著で、中国経済の低迷に対する過度な懸念が後退していることも、株価見直しの背景となっている。
株探ニュース