エージーピーがS高カイ気配、23年3月期利益及び配当予想の上方修正と自社株消却を好感
エージーピー<9377>がストップ高の850円水準でカイ気配となっている。前週末27日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を2億4800万円から4億1000万円(前期比3.4倍)へ、最終利益を4億2700万円から5億4000万円(同47.3倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を10円から25円へ引き上げたことが好感されている。
動力供給事業やエンジニアリング事業は概ね計画通り推移している一方、商品販売事業で発注控えや先送りがあり、売上高は111億7000万円から109億円(同5.0%増)へ下方修正したが、各種コストが想定を下回っていることから利益は上方修正した。なお、年間配当予想は30円(前期5円)となる予定だ。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高79億3800万円(前年同期比6.8%増)、営業利益1億8100万円(前年同期100万円の赤字)、最終利益5800万円(同5500万円の赤字)だった。
また、自社株44万株(発行済み株数の3.15%)を2月10日付で消却すると発表したことも好材料視されている。消却後の発行済み株数は1351万株となる予定だ。
株探ニュース