ゼンリンが大幅続伸、第1四半期最終損益が黒字転換
ゼンリン<9474>が大幅続伸し年初来高値を更新している。29日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高141億3000万円(前年同期比10.4%増)、営業損益2億7400万円の赤字(前年同期13億4400万円の赤字)、最終利益900万円(前年同期9億8900万円の赤字)となり、最終損益が黒字転換したことが好感されている。
オートモーティブ関連でカーナビゲーション用データライセンスが増加したことに加えて、IoT関連でAPIサービスが堅調に推移したことが寄与した。ベースアップの影響などにより人件費が増加したものの、売上構成の変化などにより各利益が改善したほか、子会社株式売却益の計上もあり、最終黒字を果たした。
25年3月期通期業績予想は、売上高643億円(前期比4.8%増)、営業利益36億円(同81.7%増)、純利益25億円(同20.3%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース