中国電は急反落、25年3月期純利益63%減見通しで減配も
中国電力<9504>は急反落。4月30日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比14.0%減の1兆4000億円、純利益を同62.5%減の500億円とした。配当予想も前期比25円減の10円としており、これを嫌気した売りが出ている。
燃料費調整額や総販売電力量の減少を見込む。原発稼働による収支改善はあるものの、燃料費調整制度の期ずれ差益の縮小や送配電事業の利益減が響く見通し。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比3.9%減の1兆6287億円、純利益が前の期の赤字から1335億100万円の黒字に転換して着地した。
あわせて、島根原発2号機の営業運転再開に向けた工程を延期することを明らかにした。安全対策工事が長期化する見通しとなったため。燃料装荷開始を今年10月(延期前6月)、原子炉起動と発電機並列を12月(同8月)、営業運転再開を2025年1月(同今年9月)とした。
株探ニュース