九州電は年初来高値更新、今期最終黒字転換と復配を好感
九州電力<9508>は大幅高で年初来高値更新。前週末28日の取引終了後に24年3月期業績予想を発表し、売上高は前期比1.3%増の2兆2500億円と堅調で、最終損益は前期赤字から900億円の黒字に急回復。2期ぶりに復配する見通しも示しており、これらを好感した買いが集まっている。
原子力発電所の稼働増や燃料価格低下による影響が寄与する。配当予想は年20円の見込み。同時に発表した23年3月期決算は売上高が前の期比27.4%増の2兆2213億円、最終損益が前の期の黒字から564億2900万円の赤字に転落して着地した。
あわせて、第三者割当によるB種優先株式発行とA種優先株式の取得・消却を発表した。また、新電力顧客情報の不適切閲覧に関する問題を巡り、役員報酬を減額することを明らかにした。
株探ニュース