東電HD、北海電など電力株の異彩高続く、柏崎刈羽原発の核燃料装填に向け思惑高まる
東京電力ホールディングス<9501>がプライム市場の売買代金上位に食い込み、全体波乱相場に逆行高、このほか北海道電力<9509>、九州電力<9508>など電力株が軒並み上昇している。東電HDは柏崎刈羽原発7号機への核燃料装填に向けての最終確認を続けているが、きょう15日に原子力規制員会に装填開始を申請している。承認が行われた場合、速やかに作業に着手する構えにある。なお、新潟県の花角英世知事は原発再稼働に同意するかどうかを現時点では表明していない。株式市場では柏崎刈羽原発の再稼働に向けた動きを先取りする形で東電HDへの買いが流入している。このほか、近い将来に最先端半導体の量産を目指すラピダスの千歳工場の立ち上げを控え、泊原発再稼働への思惑が浮上している北海電などの上げ足の強さが目立っている。
株探ニュース