<動意株・2日>(前引け)=ラクーンHD、RJ、エフ・コード
ラクーンホールディングス<3031>=急動意。同社は衣料品や雑貨のECサイト運営を主力事業に、掛け売り決済代行や売掛債権保証、家賃保証などのフィナンシャル事業も展開している。足もとの業績は企業向け後払い決済サービスなどを中心に好調に推移している。前週末8月30日取引終了後にこれまで非開示だった25年4月期上期(24年5~10月期)の業績予想を発表、営業利益は前年同期比78%増の5億8000万円を予想しており、これが株価を強く刺激した。なお、5~7月期の営業利益は2億9900万円(前年同期比8%増)だった。
リニューアブル・ジャパン<9522>=底値圏もみ合い上放れへ。同社は太陽光発電関連を軸とする再生可能エネルギー事業を展開しており、償却費負担の減少などによる利益率改善を背景に、24年12月期は減収ながら営業4割増益を見込んでいる。提携戦略にも積極的で、前週末8月30日取引終了後に三井住友ファイナンス&リースグループのSMFLみらいパートナーズ(東京都千代田区)と再生可能エネルギー事業及び蓄電池事業で業務提携契約を締結したことを発表、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼びこむ形となった。
エフ・コード<9211>=マド開け急伸。13週移動平均線とのマイナスカイ離を解消し底値圏離脱を明示した。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資が進展するなか、同社はCX(カスタマー・エクスペリエンス)に基づく集客や顧客育成をSaaS(クラウドを経由したソフトウェア)で提供し、高水準の需要をとらえている。業績は目を見張る伸びを示しており、23年12月期は売上高が2.3倍化、営業利益は5倍化した。続く24年12月期も売上高が前期比90%の増収を見込み、営業利益は2.1倍化と大幅な伸びで過去最高更新が見込まれている。営業利益は22年12月期と比較してわずか2年で10倍化している。
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株探ニュース