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本日の注目個別銘柄:日創プ、コロワイド、キャリアDCなど

材料
2024年8月21日 15時33分

<9932> 杉本商事 2774 +125

大幅続伸。昨日取引終了後に、24年9月30日を基準日として1株を2株に分割すると発表しており、買い手掛かり材料となっているようだ。株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大が目的。株式分割後の発行済み株式総数は2279万8474株となる。分割に伴い、24年3月期の期末配当を20円とする。分割前換算では40円となる。前回予想は35円、前期の期末配当は35円だった。実質増配となる。

<9722> 藤田観 9020 +330

大幅続伸。SBI証券では、投資判断を3段階評価で最上位の「買い」継続、目標株価は8100円から10000円に引き上げた。会社側は、第1四半期決算発表時(5月9日)に続き、第2四半期決算発表時(8月8日)に、今期2度目となる通期業績見通しの上方修正を発表。海外向けのセールス強化などにより、旺盛なインバウンド需要を獲得し、WHG事業を中心としたADRの想定以上の上昇が業績上ブレ要因となっている。

<6875> メガチップス 4445 +305

大幅続伸。昨日取引終了後に、発行済株式数の5.6%にあたる100万株、金額で45億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、買い手掛かり材料となっている。取得期間は24年8月21日から25年3月31日まで。資本効率の向上を図るとともに、機動的に自己株式を取得し株主に還元するよう努めるとしている。24年7月31日時点の保有自社株は275万9802株。

<3440> 日創プ 1109 +131

急伸。昨日取引終了後に、24年8月期業績予想を上方修正しており、買い手掛かりとなっているようだ。。営業利益は13.35億円(前期比4.27倍)予想。前回予想から13%ほど引き上げた。金属サンドイッチパネル、データセンター向け案件、タイル事業が好調で収益寄与した。同時に、配当予想も上方修正。期末配当(=年間配当)は35円とする。前回予想は30円、前期は30円(うち記念配当10円)だった。

<3992> ニーズウェル 303 -21

大幅反落。前日に24年9月期業績予想を下方修正を発表。営業利益は前期比10.1%増の12.12億円予想。前回予想から15%ほど引き下げた。社員の士気向上とスキルアップを図るため、昇給と株式報酬による実質7.5%の賃上げや、独自のソリューションやサービスの開発を行っており、これを織り込んだ。同時に、中計も発表。26年9月期の経常利益目標は17億円(23年9月期11億円)と。

<7616> コロワイド 1874 -202.5

急落。前日に、新株式発行と株式売出しを実施すると発表。1株価値の希薄化や株式需給悪化を懸念する売りが出る形に。公募による新株発行は1700万株。オーバーアロットメントによる株式売出しは上限255万株。発行・売出価格は8月28日から9月3日までの間のいずれかの日に決定する。手取概算額合計上限約367億円はグループの事業拡大に資するM&Aに充て、未充当額が生じた場合は借入金の返済に充当する予定

<2410> キャリアDC 1818 +126

大幅続伸。前日に配当方針の変更を発表。24年9月期配当予想を上方修正した。今後は株主への利益還元の姿勢を明確にし、より充実を図るため、目安とする配当性向を普通配当のみで40%以上とし、業績動向や財務状況等を考慮しながら継続的な配当を実施するという。これに伴い、24年9月期の期末配当(=年間配当)を90円とする。前回予想は80円、前期は70円(うち特別配当5円、記念配当15円)だった。

<6367> ダイキン工 17695 -380

大幅反落。大和証券では、レーティングを「アウトパフォーム」から「中立」、目標株価も30000円から19000に引き下げた。欧州需要が想定を下回ることなどから、今期は会社計画未達を想定。また、米国では冷媒規制により地球温暖化係数が700 以上の冷媒を使用した空調は来年1月から生産・輸入が禁止され、再来年1月からはディストリビューターやその下のディーラーによる販売・据付もできなくなることも懸念と。

<2354> YEデジタル 762 +38

大幅続伸。前日に、25年2月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は18.00億円(前期比20.9%増)予想。前回予想から12%ほど引き上げた。6月27に発表した第1四半期営業利益は3.26億円(前年同期比82.4%増)だった。ビジネスDXの売上増や経費の圧縮が寄与している。同時に配当予想も引き上げた。年間配当は20円とする。前回予想は16円、前期の年間配当は12円だった。

<9843> ニトリHD 20765 +590

大幅続伸。外為市場で前日比一時2円ほど円高・ドル安に振れていることが、収益押し上げ期待につながった。同社は海外から商品を輸入するため円高は業績にプラスになる。今週は、23日に植田日銀総裁の発言やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されており、円相場を巡る売買が引き続き活発になりやすくなっているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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