テーオーHD、前期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で42%の赤字
9812テーオーホールディングス【連結】
業績修正PDF
テーオーホールディングス <9812> [東証S] が7月10日午前(11:00)に業績修正を発表。23年5月期の連結最終損益を従来予想の3000万円の黒字→4億5000万円の赤字(前の期は2800万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前の期末の純資産を41.9%毀損する規模となった。ただ、通期の連結営業利益は従来予想の1億5000万円→2億円(前の期は1億6300万円)に33.3%上方修正し、一転して22.7%増益見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結最終損益も従来予想の100万円の赤字→4億8100万円の赤字(前年同期は1500万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
売上高につきましては、建設事業において資材価格高騰から設備投資需要が減退し計画を下回ったこと及び流通事業に...
会社側からの【修正の理由】
売上高につきましては、建設事業において資材価格高騰から設備投資需要が減退し計画を下回ったこと及び流通事業において物価上昇による消費者マインドの低下が根強く、年間を通じて厳しい状況で推移したことから当初予想を下回る見込みとなりました。営業利益につきましては、2023年2月1日公表の「テーオーデパート本店の閉店に関するお知らせ」にかかり販売管理費が当初予想を上回る見込みとなりましたが、自動車関連事業において新型車の発売による新車販売が好調に推移したことから当初の予想を上回る見込みとなりました。経常利益につきましては、持分法適用関連会社である株式会社テーオーフローリングの業績が当初計画を下回り、持分法による投資損失の計上額が増加したことから、当初の予想を下回る見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきまして、上記「1.特別損失(関係会社株式評価損)の計上について」及び「2.特別損失(減損損失)」の計上について」の計上に伴い、当初予想を下回る見込となりました。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 22.12-05 | 14,686 | -27 | -13 | -1 | -0.2 | 0 | 2023-01-13 |
連結 |
| 新 22.12-05 | 13,186 | 23 | -38 | -481 | -75.1 | 0 | 2023-07-10 |
連結 |
| 修正率 | -10.2 | 黒転 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2023.05 | 28,000 | 150 | 80 | 30 | 4.7 | 0 | 2022-07-14 |
連結 |
| 新 2023.05 | 26,500 | 200 | 55 | -450 | -70.2 | 0 | 2023-07-10 |
連結 |
| 修正率 | -5.4 | +33.3 | -31.3 | 赤転 | 赤転 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21.12-05 | 13,963 | 86 | 47 | -15 | -2.4 | 0 | 2022-07-14 |
連結 |
| 予 22.12-05 | 13,186 | 23 | -38 | -481 | -75.1 | 0 | 2023-07-10 |
連結 |
| 前年同期比 | -5.6 | -73.3 | 赤転 | 赤拡 | 赤拡 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.05 | 30,859 | 120 | -89 | 123 | 19.2 | 0 | 2021-07-15 |
連結 |
| 2022.05 | 27,702 | 163 | 22 | -28 | -4.4 | 0 | 2022-07-14 |
連結 |
| 予 2023.05 | 26,500 | 200 | 55 | -450 | -70.2 | 0 | 2023-07-10 |
連結 |
| 前期比 | -4.3 | +22.7 | 2.5倍 | 赤拡 | 赤拡 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。