泉州電業---1Qは2ケタ増収増益、通期連結業績予想の上方修正を発表
泉州電業<9824>は4日、2024年10月期第1四半期(23年11月?24年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.4%増の337.44億円、営業利益が同23.1%増の26.43億円、経常利益が同22.5%増の27.72億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同28.8%増の19.58億円となった。
同社グループの係わる電線業界においては、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均1,272千円と前年同期平均1,205千円に比べ5.6%上昇した(銅価格の推移、1トン当たり期初1,270千円、高値1,300千円(2023年11月)、安値1,230千円(2023年12月)、第1四半期末1,300千円)。また、建設・電販向けの出荷量は、前年同期に比べ増加基調で推移した。このような情勢の下で同社グループは、提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図った。
当第1四半期の経営成績は、半導体製造装置向け及び工作機械向けで一部に需要の停滞があったが、自動車向け及び建設・電販向けの売上が増加したことにより、増収増益となった。
2024年10月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比5.6%増(前回予想比0.8%増)の1,320.00億円、営業利益が同10.0%増(同5.7%増)の92.00億円、経常利益が同8.3%増(同6.7%増)の95.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.5%増(同7.3%増)の66.00億円としている。
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株探ニュース