リリカラはS安ウリ気配、23年12月期は大幅営業減益で減配を見込む
リリカラ<9827>はストップ安の595円水準でウリ気配となっている。前週末10日の取引終了後に発表した23年12月期単独業績予想で、売上高357億円(前期比7.4%増)、営業利益8億7000万円(同46.4%減)、純利益4億4000万円(同54.2%減)と大幅減益を見込み、年間配当予想を前期比7円減の7円50銭としたことが嫌気されている。
主力のインテリア事業で定期発行見本帳の改訂発行を行うほか、既発行見本帳の増冊発行など効率的な見本帳投下により、売上高は増収を見込む。ただ、引き続き仕入れ価格の値上げやユーティリティーコストの上昇が見込まれること、更に事業成長に向けた継続的な投資を行うことが利益を圧迫する。
なお、22年12月期決算は、会計基準の変更に伴い売上高の前の期との単純比較はできないものの、売上高332億5300万円、営業利益16億2200万円(前の期比3.1倍)、純利益9億6100万円(同2.9倍)だった。
最終更新日:2023年02月13日 15時01分
株探ニュース