個人投資家・有限亭玉介:円高基調続くならば内需・猛暑・インバウンドで思惑・期待の6銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年9月22日19時に執筆
日本は欧米ほどのインフレ水準に至っていないにもかかわらず、追加利上げを実施するには早過ぎる気もします。それに輸入品の値上がりがそこまで続いている印象もありません。それならば、今の物価水準で安定しているのでは…なんて。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日本が長年苦しめられてきたデフレを脱却できた事は喜ばしい事ですが、 長年苦労をしてデフレからインフレへ転換した途端に利上げを行うのは疑問ですな。今までの苦労は何だったんでしょうかねぇ。失われた30年が40年にならない事を願っております。
9月19日・20日の日銀金融政策決定会合を前に為替は1ドル140円付近で様子見となりました。そこから植田総裁が9月20日の会見で政策金利の据え置きを発表すると、少し円安へ戻したようです。植田総裁は「すぐに利上げだとはならない」という発言をしており、裏を返せば中長期的に利上げを実施する意志は固いという事でしょう。
もちろん経済が加熱して、インフレを抑え込む事が困難になれば利上げにも納得できます。ただ、現状の日本経済は利上げが必要な状況とは思えませんな。これまで一部の大企業が円安で好業績だったのなら、円高で利益が削られる事になりそうです。当然、景気は多少なりとも悪化しますから、そうなった時に植田総裁はすぐに対処できるのでしょうか。
日銀の役割は物価の安定を図る事ですから、現状の物価水準を維持したまま賃上げの機運が高まるならば、内需も復調し、日本経済にとって良いとは考えていますが…いずれにせよ今後も政府と日銀の連携は欠かせませんな。相変わらず先行き不透明な相場では、先述した内需を中心に、インバウンドや猛暑で思惑のある銘柄に注目していきたいもんですな。
人気ゲームタイトルを多く抱えるカプコン<9697>は、底堅いチャート(日足)を形成しております。大阪・関西万博でも「Monster Hunter Bridge」が出展する予定との事で、モンハンのファンが更に増えるかもしれませんねぇ。eスポーツ関連としても思惑があり、人気タイトルやコラボイベントまでチェックしておきたいです。
モバイルオンラインゲーム事業を展開するgumi<3903>は、9月10日の決算で黒字浮上が好感されました。業績に安定感がなかった同社ですが、コスト適正化やブロックチェーンを活用した新規プロジェクトが業績寄与した模様。引き続き黒字を継続できれば、じわじわと買いが集まるか…。
業務用マヨネーズ大手のケンコーマヨネーズ<2915>は、直近の決算と併せて上方修正を発表しました。株主還元の意識も高く、増配にも積極的です。PBRに割安感もあり、9月中に年初来高値を更新しましたな。
靴の小売店を展開するABCマート<2670>も底堅いチャート(日足)を形成しております。9月10日にはJPモルガン証券が同社の格付けを「強気」とし目標株価を3500円に設定しました。10月9日の決算発表も要チェックです。
「元気寿司」や「魚べい」の回転寿司を展開するGenki Global Dining Concepts<9828>は、業績好調で下値を切り上げておりますな。寿司のインバウンド需要だけでなく、タイなどの東南アジアへも進出しているようです。テレビ番組に数多く紹介された事で、国内事業の売上は1Qで過去最高との事。日本が誇る寿司の可能性は無限大ですな。
最後はカラオケ「まねきねこ」を運営するコシダカHD<2157>です。残暑によって屋内娯楽への需要が高まっている模様。中期経営ビジョンの中間目標である25年8月期に売上高650億円の達成が視野に入っており、10月10日の決算発表は注視したいです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
株探ニュース