ヤマダ電機はウリ気配スタート、18年3月期業績は計画下振れで着地
ヤマダ電機<9831>はウリ気配スタートとなっている。前週末13日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1兆6010億円から1兆5730億円(前の期比0.6%増)へ、営業利益が746億円から380億円(同34.4%減)へ、純利益が470億円から290億円(同16.0%減)へ下振れたようだと発表しており、これを嫌気した売りが出ている。
家電販売が堅調に推移したことや住宅関連事業への取り組みが奏功したことから、売上高は概ね計画通りに推移したものの、19年3月期に新業態店舗(家電住まいる館)への業態変更(改装)を約100店舗予定していることから、在庫の入れ替えや部門間在庫バランスの適正化による仕入れ絶対額の大幅な減少、政策的在庫処分を戦略的に行ったことなどで売上総利益が悪化した。また、子会社ヤマダ・エスバイエルホーム<1919>の業績が悪化したことも響いた。
また、業績の下振れに伴い、従来18円を予定していた期末一括配当を13円に引き下げている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース