ニトリHDが大幅反発、第3四半期営業利益は円安影響を吸収し増益で着地
ニトリホールディングス<9843>が大幅反発している。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年4~12月)連結決算は売上高6637億4600万円、営業利益978億6500万円だった。前期に決算日を2月20日から3月31日に変更したため単純比較はできないものの、23年3月期第3四半期との単純比較では5.1%増収、3.0%営業増益となっており、これを好感した買いが入っている。
既存店の改装をはじめとした客数対策を積極的に進めたことが寄与した。円安の進行により売上原価は増加したものの、プライベート商品の拡大などによる粗利改善に継続して取り組んだことが奏功した、また、物流の内製化や拠点再配置による発送配送費の削減を行ったことも貢献した。
なお、24年3月期通期業績予想は売上高9320億円、営業利益1451億円を予想。会社参考値との比較では1.7%減収、3.6%増益の従来予想を据え置いている。
株探ニュース