吉野家HDは急落し年初来安値更新、出店・改装加速で25年2月期最終27%減益を計画
吉野家ホールディングス<9861>は急落し、年初来安値を更新した。10日の取引終了後、24年2月期の連結決算発表にあわせ、25年2月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比8.3%増の2030億円と増収を予想する半面、最終利益は同26.8%減の41億円と減益を計画し、嫌気されたようだ。牛丼チェーン「吉野家」において、新サービスモデル店舗への改装転換を加速。今期は100店舗以上の改装を実施する。テイクアウト・デリバリー専門店の出店も強化するほか、新たなサービスモデルの店舗では100店舗の出店を計画しており、これらに関する投資が利益を圧迫する。一方、年間配当予想は同2円増配の20円とした。24年2月期の売上高は前の期比11.5%増の1874億7200万円、最終利益は同22.5%減の56億400万円だった。
株探ニュース