ソフトバンクGが切り返し5000円大台回復、値ごろ感の買い誘う
ソフトバンクグループ<9984>は強弱観対立も値ごろ感からの押し目買いが観測され、3日ぶり反発。前日までの直近12営業日で上昇した日は2営業日しかなく、サイコロジカルラインは2勝10敗となっていた。米シリコンバレーバンク(SVB)の引受先も決まり金融不安は遠のいたが、米ベンチャー企業への投資に積極的な同社にとって、今回の相次ぐ米銀破綻は株価にネガティブに作用している。ここ米国では再び金利上昇傾向が強まっており、ナスダック総合株価指数の上げ足が鈍くなっていることが警戒材料。株価は3月15日に終値でフシ目の5000円大台を割り込み、その後は4000円台での着地が続いていたが、きょうは寄り付きで大台を回復した。前日の米国株市場で同社が出資するアリババ集団<BABA>の株価が急騰したことが手掛かり材料となったようだ。信用買い残は直近週こそ減少しているものの、株価の下落過程で残高を増やしており株式需給面では荷もたれ感がある。
最終更新日:2023年03月29日 09時40分
株探ニュース