ワールド、前期税引き前を一転16％減益に下方修正、配当も19円減額

会社側からの【修正の理由】

2020年3月期の業績は、第2四半期累計期間までは増益基調で推移していたものの、下半期においては10月の消費税増税による駆け込み需要の反動減や台風等天候の影響による一部店舗の臨時休業に始まり、暖冬に伴う冬物重衣料の低調も加わり、主にブランド事業での販売苦戦が続いたうえ、2月後半以降の新型コロナウイルスの影響による来店客数の落ち込みが追い討ちをかけました。特に、3月以降の外出自粛要請で一段と厳しさを増したことから、店舗売上が大きく減少したことに加えて、催事等の延期・中止で期末の在庫消化にも多大な影響を及ぼしました。こうした環境下、期中より経費削減に努めたことや、プラットフォーム事業の底堅い推移により、2月までは前年並みの収益を維持しておりましたが、3月の想定以上の売上減少で第4四半期の収益未達が不可避となり、上記のとおり、連結業績予想の修正をすることといたしました。なお、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、緊急事態宣言の対象となる7都府県の店舗を中心に、現時点では1,400を超える店舗で臨時休業しております。その他の地域においても営業時間の短縮や、外出自粛による来店客数の減少が続いています。当社としましては、現下の状況ではお客さまと従業員の感染拡大阻止に最優先で取り組んでおりますが、経費・仕入れ等の徹底した「支出コントロール」も続けており、来たるべき再始動の時期に利益を伴ったビジネスの拡大ができるよう万端備えております。