山洋電、前期税引き前を45%下方修正、配当も10円減額
6516山洋電気【連結】
業績修正PDF
山洋電気 <6516> が5月7日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期の連結税引き前利益を従来予想の18億円→9.8億円(前の期は68.9億円)に45.2%下方修正し、減益率が73.9%減→85.7%減に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益も従来予想の20.4億円→12.3億円(前年同期は17.6億円)に39.8%減額し、一転して30.1%減益計算になる。
業績悪化に伴い、前期の年間配当を従来計画の100円→90円(前の期は110円)に減額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
米中貿易摩擦の長期化の影響などによる世界経済の減速により,当社グループの主要な販売市場である工作機械・ロボ...
会社側からの【修正の理由】
米中貿易摩擦の長期化の影響などによる世界経済の減速により,当社グループの主要な販売市場である工作機械・ロボット・半導体製造装置などの業界において需要の低迷が続きました。さらに,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止を目的としたフィリピン政府の休業命令により,2020年3月中旬からフィリピン工場の操業を停止したため,期末の売上収益の一部が翌期へ先送りとなりました。このため,売上収益は前回の予想を下回る見込みとなりました。 また受注の減少にともなう操業度の低下により,各利益につきましても前回の予想を下回る見込みとなったことから,連結業績予想を上記のとおり修正いたします。
当社は,業界における受注競争激化に耐え得る企業体質の一層の強化と,今後の事業展開等を勘案して内部留保の充実を図るとともに,業績に対応した配当をおこなうことを基本方針としています。 今回の業績予想の修正のとおり,当社を取り巻く経営環境は一段と厳しく,現況および将来の計画などを考慮し,2020年3月期期末の配当につきましては,2019年10月30日に公表した配当予想を上記のとおり修正いたします。(注)本資料に掲載されている業績見通し等の記述は,当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており,実際の業績等は,今後様々な要因により異なる場合があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 19.10-03 | 39,862 | 1,939 | 2,047 | 1,791 | 49.3 | 16.66 | 2019-10-30 |
IFRS |
| 新 19.10-03 | 36,368 | 1,182 | 1,233 | 917 | 25.3 | 13.33 | 2020-05-07 |
IFRS |
| 修正率 | -8.8 | -39.0 | -39.8 | -48.8 | -48.8 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2020.03 | 74,200 | 1,800 | 1,800 | 1,300 | 35.8 | 33.33 | 2019-10-30 |
IFRS |
| 新 2020.03 | 70,706 | 1,043 | 986 | 426 | 11.7 | 30 | 2020-05-07 |
IFRS |
| 修正率 | -4.7 | -42.1 | -45.2 | -67.2 | -67.2 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 18.10-03 | 40,245 | 1,884 | 1,764 | 1,191 | 32.8 | 18.34 | 2019-04-25 |
IFRS |
| 予 19.10-03 | 36,368 | 1,182 | 1,233 | 917 | 25.3 | 13.33 | 2020-05-07 |
IFRS |
| 前年同期比 | -9.6 | -37.3 | -30.1 | -23.0 | -23.0 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018.03 | 89,188 | 8,784 | 8,540 | 6,415 | 175.6 | 35 | 2018-04-26 |
IFRS |
| 2019.03 | 84,678 | 6,590 | 6,890 | 4,983 | 137.2 | 36.67 | 2019-04-25 |
IFRS |
| 予 2020.03 | 70,706 | 1,043 | 986 | 426 | 11.7 | 30 | 2020-05-07 |
IFRS |
| 前期比 | -16.5 | -84.2 | -85.7 | -91.5 | -91.4 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。