PHCHD、前期最終を一転赤字に下方修正
6523PHCホールディングス【連結】
業績修正PDF
PHCホールディングス <6523> [東証P] が4月28日大引け後(16:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の202億円の黒字→100億円の赤字(前の期は169億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の52.5億円の黒字→249億円の赤字(前年同期は144億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)病理資金生成単位におけるのれんの減損損失の計上 当社の会計基準である国際会計基準(IFRS)に基づき...
会社側からの【修正の理由】
(1)病理資金生成単位におけるのれんの減損損失の計上 当社の会計基準である国際会計基準(IFRS)に基づき年次の減損テストを実施した結果、病理資金生成単位において約180億円程度ののれんの減損損失計上を見込んでおります。これは主に、病理事業において原材料費および輸送費などでのコスト増を受けて将来キャッシュフローの見込みが減少し、その現在価値に基づく当該資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回ったことによります。(2)病理事業における繰延税金資産取り崩し 病理事業の今後の業績見通しを踏まえ、将来の課税所得及び繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、病理事業を構成する子会社にて繰延税金資産の取り崩しを行い、約49億円程度の法人所得税費用を計上する見込みです。(3)Senseonics社への転換権付貸付金に係る公正価値の低下 当社が保有するSenseonics社への転換権付貸付金の公正価値評価に基づき、約43億円程度の評価損を計上する見込みです。今回の業績予想の前提となる為替レートは、1米ドル=112.34円、1ユーロ=130.49円です。なお2022年3月期通期の実績については5月12日開示予定の決算短信にて開示いたします。■配当予想について2022年3月期の期末配当については、1株当たり38円の従来予想から変更はありません。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 21.10-03 | 165,719 | 13,806 | 6,938 | 5,258 | 42.5 | 38 | 2022-02-10 |
IFRS |
| 新 21.10-03 | 173,949 | -4,641 | -16,548 | -24,992 | -209.1 | 38 | 2022-04-28 |
IFRS |
| 修正率 | +5.0 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2022.03 | 331,770 | 27,347 | 27,086 | 20,250 | 163.7 | 38 | 2022-02-10 |
IFRS |
| 新 2022.03 | 340,000 | 8,900 | 3,600 | -10,000 | -83.7 | 38 | 2022-04-28 |
IFRS |
| 修正率 | +2.5 | -67.5 | -86.7 | 赤転 | 赤転 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20.10-03 | 168,361 | 11,066 | 20,162 | 14,415 | 127.1 | 0 | ー |
IFRS |
| 予 21.10-03 | 173,949 | -4,641 | -16,548 | -24,992 | -209.1 | 38 | 2022-04-28 |
IFRS |
| 前年同期比 | +3.3 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020.03 | 272,637 | 13,177 | 5,611 | 5,276 | 46.6 | 0 | ー |
IFRS |
| 2021.03 | 306,071 | 17,599 | 22,788 | 16,906 | 149.1 | 0 | ー |
IFRS |
| 予 2022.03 | 340,000 | 8,900 | 3,600 | -10,000 | -83.7 | 38 | 2022-04-28 |
IFRS |
| 前期比 | +11.1 | -49.4 | -84.2 | 赤転 | 赤転 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。