明日の株式相場見通し=3連休を前に持ち高調整の売り、日米長期金利の動向を注視

市況
2018年10月4日 17時30分

あす(5日)の東京株式市場は、3連休を前に持ち高調整の利益確定の売りが優勢となりそうだ。ヘッジファンドなど、海外投資家からの株価指数先物主導の売りが観測されていることから、買い向かう動きは限定的となりそうだ。

市場関係者からは「米長期金利の上昇で、債券と比べた株式の割高感が意識され、米株価指数先物が時間外取引で軟調に推移したことや、アジア市場の株価指数下落を嫌気して、日経平均は終値で心理的フシ目の2万4000円台を9月27日以来1週間ぶりに割り込んだ。きょうは、日本の長期金利も一時、0.155%と約2年8カ月ぶりの高値水準となったことで、日経平均採用銘柄のなかで、ここまでの株価推移が極めて堅調で割高と判断された内需・ディフェンシブ系の資生堂<4911>、中外製薬<4519>などが売られた」との見方が出ていた。

4日の東京株式市場は朝高後に値を消し、売り優勢の展開となった。前日に続き目先的な利益確定の動きが強く、日経平均株価は2万4000円台を割り込んで着地した。終値は前日比135円34銭安の2万3975円62銭と続落した。

日程面では、8月の景気動向指数・家計調査・毎月勤労統計速報値、日銀の「生活意識に関するアンケート調査」に注目。海外では、米9月の雇用統計、米8月の貿易収支、ノーベル平和賞発表が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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