再来週の株式相場見通し=海外動向を織り込むも、決算発表佳境で国内企業業績に関心

市況
2019年4月26日 17時12分

再来週(7~10日)の東京株式市場は、10連休明け後の4日間の営業となる。日本の株式市場が休場中には、米連邦公開市場委員会(FOMC・4月30日~5月1日)や、米4月の雇用統計(3日)など重要イベントがあることから、海外株式市場や外国為替相場のある程度の変動も想定され、連休明けはその内容を株価に織り込む流れとなりそうだ。ただ、19年3月期決算と20年3月期業績見通しの発表が佳境を迎えることもあり、市場参加者の関心は、国内企業の収益動向に向かいそうだ。再来週の日経平均株価の想定レンジは、2万1700~2万2600円とする。

市場関係者からは「きょうは、前日の米株式市場で、主な半導体関連銘柄で構成される米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が下落したことを受け、東京株式市場でも半導体関連銘柄にも売り圧力が強まり、日経平均は一時、前日比234円安まで売り込まれる場面があった。ただ、外国為替市場での円安・ドル高進行に支えられるかたちで、後場に入っても徐々に下落幅が縮小し底堅さを発揮した。投資家のあいだでは“連休中の海外株式相場の下落”を懸念する声が多いものの、逆にNYダウ平均株価が昨年10月につけた過去最高値を更新する可能性も十分ある」との見方が出ていた。

日程面では、4月の新車販売台数(7日)、日銀金融政策決定会合議事要旨(3月14~15日開催分)、4月のマネタリーベース(8日)、4月の消費動向調査(9日)、3月の家計調査・消費動向指数、3月の毎月勤労統計、日銀「金融政策決定会合における主な意見」(4月24~25日開催分)、5月のオプションSQ値算出(10日)に注目。

海外では、米中閣僚級貿易協議開催、中国4月の貿易収支(8日)、中国4月の消費者物価・生産者物価、EU非公式首脳会議、米3月の貿易収支、米4月の生産者物価(9日)、英1~3月期のGDP、米4月の消費者物価(10日)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.