明日の株式相場見通し=もちあい弱含みの推移、投資意欲は後退したまま

市況
2019年6月12日 17時03分

あす(13日)の東京株式市場では、買い手掛かり材料が乏しい地合いのなか、投資意欲は後退したままで、日経平均株価はもちあい弱含みの推移となりそうだ。きょうも、東証1部の売買代金は、1兆9169億円と5営業日連続で2兆円割れの閑散商いが続いている。

市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前日までの3日続伸で日経平均株価が2万1200円台に乗せていたこともあり、寄り付きは目先的な目標達成感から戻り待ちの売りが先行した。売り一巡後は、4月の機械受注改善に伴い、内閣府が“持ち直しの動きがみられる”として基調判断を8カ月ぶりに上方修正したのを好感し機械株などが買われ、小幅高に浮上する場面もあった。ただ、後場は前日終値を挟んで小幅な値動きで推移し、後半になると戻り待ちの利益確定売りが優勢となり、大引けの日経平均は4日ぶりに反落した。とくに、ファーストリテイリング<9983>1銘柄で約56円分日経平均を押し上げており、日経平均の下落幅以上に実体相場は軟調だ」との見方が出ていた。

12日の東京株式市場は、後場に入って戻り待ちの売りが優勢となり、日経平均株価は前日比74円56銭安の2万1129円72銭と4日ぶりに反落した。

日程面では、4~6月期の法人企業景気予測調査、4月の第3次産業活動指数に注目。海外では、英保守党党首選(下院議員による第1回投票)、米5月の輸出入物価、ユーロ圏財務相会合が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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