前週末16日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

注目
2021年4月19日 5時30分

■Amazia <4424>  2,118円 (+111円、+5.5%)

Amazia <4424> [東証M]が急反発。15日の取引終了後、「マンガBANG!」で、新レーベル「マンガBANGコミックス」を創刊し、4タイトルの単行本を発売したと発表しており、これが好感された。「マンガBANG!」では現在、単行本を発売する4作品を含むオリジナル9作品を独占先行配信中で、これらを今後、「マンガBANGコミックス」で毎月15日に刊行予定という。今後も「マンガBANG!」で人気の熱血スポーツ作品や異世界ファンタジー作品を中心に展開するとしている。

■アビスト <6087>  3,165円 (+150円、+5.0%)

アビスト <6087> が続急伸。16日午前11時30分ごろ、北海道大学情報科学研究院システム情報科学部門システム創成学分野金井理教授の技術アドバイスのもと、スマートフォンを利用した高精度な人体3D計測技術の開発を行ったと発表しており、これが好材料視された。今回の技術開発では、iPadのLiDARセンサーを用いた新たな足の3Dスキャン技術を開発し、合成された3Dモデルの誤差を10~20ミリメートルから1~3ミリメートルに抑制したという。これにより、高価格の専用設備によるスキャン精度が一般的なモバイルデバイスでも可能になり、靴や眼鏡などの通信販売、検品や設備検査に寄与するとしている。

■インフォMT <2492>  1,053円 (+33円、+3.2%)

インフォマート <2492> が大幅反発。16日午前11時ごろ、全日本食品(東京都足立区)に、「BtoBプラットフォーム 契約書」を提供したと発表しており、これが好感された。全日本食品は、全国13エリアにある協同組合、全国のミニスーパーや個人商店など約1600店舗の加盟店から成る日本最大級の独立小売ネットワークを持つ「全日食チェーン」の本部。現在、加盟店向けや社内生産性向上といった幅広い領域で多角的にDXプロジェクトに取り組んでおり、従量料金の低さやセキュリティーレベルの高さなどから「BtoBプラットフォーム 契約書」を導入したようだ。

■日本光電 <6849>  3,360円 (+105円、+3.2%)

日本光電 <6849> が大幅反発。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、売上高が1905億円から1990億円(前の期比7.6%増)へ、営業利益が200億円から265億円(同70.9%増)へ、純利益が118億円から175億円(同77.6%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。20年11月以降の新型コロナウイルス感染拡大の第3波により、補正予算を背景とした感染症患者受け入れのための医療提供体制の整備が年度末にかけて進められたことにより、生体情報モニタや人工呼吸器の売り上げが想定を大幅に上回って推移したことが要因。また、為替差損が為替差益に転じたことも寄与した。

■ベルーナ <9997>  1,278円 (+39円、+3.2%)

ベルーナ <9997> が大幅反発。15日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高が、前年同月比29.5%増と6ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。衣料品と家具・雑貨などがともに前年を上回った総合通販事業が同39.4%増となったほか、グルメ、ワイン、オージオ、ナースリー、アンファミエなどが前年を上回った専門通販事業も同28.8%増と大幅に伸長した。また、グランベルホテルや着物レンタルのマイムなどの売り上げが増加したその他事業も同57.2%増となった。

■大和ハウス <1925>  3,432円 (+102円、+3.1%)

大和ハウス工業 <1925> が大幅続伸。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について売上高が4兆円から4兆1000億円(前の期比6.4%減)へ、営業利益が2580億円から3450億円(同9.5%減)へ、純利益が1300億円から1820億円(同22.1%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴うGoToキャンペーンの停止などによりホテルなど一部事業では売上高の減少が見込まれるものの、既受注の請負工事の施工と投資不動産の売却が順調に進捗したことが売上高を押し上げた。また、景気対策への財政支出や緩和的な金融政策の継続により年金資産の運用環境が改善したことに伴い、年金資産の運用益約420億円を追加で織り込んだことなども利益上振れに寄与した。なお、60円を予定していた期末配当を66円に引き上げたとあわせて発表した。年間配当は116円(前の期115円)となる。

■東テク <9960>  2,948円 (+82円、+2.9%)

東テク <9960> が反発。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、売上高が1080億円から1094億円(前の期比6.6%減)へ、営業利益が46億円から60億円(同7.2%減)へ、純利益が34億円から47億円(同1.3%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により一部業界で短納期案件の需要減があったものの、政府の経済対策などの効果もあり、予想を上回って業況が良好に推移したことが寄与した。また、相対的に利益率の低い商品販売事業の売上高が減少し、一方で工事事業が堅調に推移したことも利益の押し上げに寄与した。なお、63円を予定していた期末配当予想を67円にするとあわせて発表した。年間配当は84円(前の期80円)となる。

■イオンファン <4343>  2,182円 (+57円、+2.7%)

イオンファンタジー <4343> が続伸。15日の取引終了後に発表した3月度の売上概況で、既存店売上高が前年同月比2.5倍となったことが好感された。プライズ(アミューズメント専用景品)部門が「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」をはじめとする人気景品の集中展開により引き続き好調だったことが牽引した。

■eBASE <3835>  1,012円 (+26円、+2.6%)

eBASE <3835> が反発。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、売上高が41億5000万円から43億200万円(前の期比3.1%減)へ、営業利益が10億7000万円から12億1000万円(同6.3%減)へ、純利益が7億5000万円から8億6900万円(同3.9%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。主力のeBASE事業で、巣ごもり需要により活況となった食品業界での新規大型案件の受注や大手ホームセンターで受注が順調に推移し売上高・利益を押し上げた。

■TOA <6809>  915円 (+23円、+2.6%)

TOA <6809> が続伸。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、営業利益が18億円から22億5000万円(同35.1%減)へ、純利益が11億円から16億円(同22.5%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。日本国内における販売が想定を上回った一方、鉄道車両向け売り上げが減少したことから、売上高は405億円(同10.1%減)の従来予想を据え置いたものの、国内の売上高増加や鉄道車両向け売り上げの収益が改善したことが利益押し上げに寄与した。

■エデュラボ <4427>  7,950円 (+180円、+2.3%)

EduLab <4427> が反発。15日の取引終了後、総合学習支援の窓口プラットフォーム「スタギア」を5月にサービス開始すると発表。それに伴いティザーサイトを15日に公開しており、これが好感された。「スタギア」は、「受験」「学習」「情報」の3つの窓口サービスを柱に、それらが相互に連携することで学習者の進学の可能性を最大限に広げるラットフォーム。また、人工知能(AI)の活用により、それぞれの学習者に適した学習サービスや入試関連情報などをリコメンドすることで、より多くの学習者に安価で質の高い学習機会を提供することを目指すとしている。なお、「情報の窓口」の一つとして、大学情報・入試に関するメディア「スタギア大学受験」(β版)を22日から提供するとあわせて発表している。

■エアトリ <6191>  2,300円 (+52円、+2.3%)

エアトリ <6191> が反発。同社は国内線航空券を中心とする予約サイトの運営を主力としており、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けながらも足もとの業績は急改善している。15日取引終了後に21年9月期業績予想の修正を発表、営業損益は従来予想の10億円の黒字から13億円の黒字(前期は89億9400万円の赤字)に増額した。コスト削減努力が実を結んでいるほか、旅行事業を始めとする既存事業が好調を継続していることが背景。期中4度目の上方修正ということもあり、これを材料視する形で物色人気が集中した。

■BML <4694>  3,725円 (+70円、+1.9%)

ビー・エム・エル <4694> が反発。15日の取引終了後、新型コロナウイルスPCR検査の検査能力を増強したと発表しており、これが好感された。20年12月時点では1日に2万900件の検査能力だったが、順次増強に取り組み、4月15日時点では1日に3万件を超える検査の受託体制を構築したとしている。

※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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