株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後は前日終値水準の小動きで、売り方も仕掛けづらい状況
日経225先物は11時30分時点、前日比10円安の2万8490円(-0.03%)前後で推移。寄り付きは2万8600円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8635円)にサヤ寄せする格好で買い先行で始まった。ただし、2万8620円まで上昇した後はこう着感が強まるなかで上昇幅を縮め、前場半ばには下落に転じた。一時2万8420円まで下げた後はやや持ち直し、前日終値水準での推移に。
買い一巡後はこう着感を強めているが、想定内の動きであろう。テクニカル的には25日移動平均線で強弱感が対立する格好ながら、前日の終値水準で下げ渋る動きを見せていることもあり、売り方にとっても仕掛けづらい需給状況のようだ。前場半ば以降は商いも膨らまず、積極的な市場参加者は限られている。グローベックスの米株先物は小動きで推移しており、手掛かり材料に欠ける状況だ。
なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.50倍に上昇する場面が見られたものの、その後は14.48倍と前日の終値水準での推移が続いている。テクニカル的には5日線の切り上がりにより25日、75日線とのカイ離が縮小してきているため、短期ゴールデンクロス示現が近づいている。そのため、NTロングによるスプレッド狙いを引き続き想定しておきたい。
株探ニュース