「パワー半導体」が9位、EV向けで活躍本番へ<注目テーマ>

特集
2023年1月10日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  防衛

2  円高メリット

3  子育て支援

4  半導体

5  パチンコ・パチスロ

6  インバウンド

7  少子化対策

8  グローバルニッチ

9  パワー半導体

10  インド関連

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「パワー半導体」が9位となっている。

半導体市況は、スマートフォンやパソコンの売れ行き鈍化を背景にメモリー分野などは在庫調整局面を余儀なくされているが、半導体の中でも電子機器への電力供給及び制御する役割を担うパワー半導体の需要は増勢の一途となっており、関連各社は今なお生産能力増強に動いている。

脱炭素社会への取り組みと並行してパワー半導体の活躍場面が広がっているが、特に世界的な電気自動車(EV)シフトの流れが需要を増幅させている状況にある。パワー半導体はモーター駆動などで必須デバイスといえ、EV市場の拡大に合わせ構造的な需要は今後もうなぎ登りだ。

日本はこのパワー半導体分野が得意領域で、三菱電機<6503>や富士電機<6504>など大手重電メーカーが軒並み売上高の世界上位に食い込んでいる。大手重電メーカー以外では車載マイコンで世界首位級のルネサスエレクトロニクス<6723>やカスタムLSIのトップメーカーであるローム<6963>なども同分野で活躍が目立つ。特にロームは次世代パワー半導体として有力視されるSiC(シリコンカーバイド)パワー半導体で先駆的な存在となっている。

このほか、関連有力企業としてマーケットの注目度が高いのはタカトリ<6338>、タムラ製作所<6768>、三社電機製作所<6882>、サンケン電気<6707>、トレックス・セミコンダクター<6616>、Mipox<5381>、テセック<6337>、新電元工業<6844>、高田工業所<1966>などが挙げられる。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.