GEが決算受け下落 第1四半期の1株利益の見通しが予想下回る 航空宇宙に高い期待も=米国株個別

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2024年1月24日 0時21分

(NY時間10:07)(日本時間00:07)

GE<GE> 129.76(-1.48 -1.12%)

GE<GE>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ジェットエンジン事業は堅調な航空のおかげで好調を維持し、エネルギー事業も回復。ただ、株価は冴えない反応を示している。第1四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったことを嫌気している模様。同社株はこの1年で69%上昇しており、今回の数字は物足りなかったようだ。

同社は4月上旬に会社分割を予定しおり、航空宇宙事業のGEエアロスペース社とエネルギー関連のGEヴァーノヴァ社が誕生する。GEエアロスペース社は独立企業として約6億ドルの費用負担が発生するとしても、今年は65億ドルの営業利益を生み出すだろうと同社は声明で述べている。これは23年のジェットエンジン部門の営業利益約61億ドルに匹敵。

カルプCEOは「今年両事業はさらなる売上高、利益、フリーキャッシュフロー(FCF)の成長を実現するだろう」と述べた。同社は、GEエアロスペース社が50億ドル以上のFCFを生み出し、売上高が2桁台前半かそれ以上の成長を遂げると見込んでいる。

(10-12月期決算・第4四半期)

・1株利益(調整後):1.03ドル(予想:0.91ドル)

・売上高:185.0億ドル(予想:172.5億ドル)

航空宇宙:85.2億ドル(予想:86.3億ドル)

電力:57.9億ドル(予想:48.9億ドル)

再生可能エネルギー:42.1億ドル(予想:36.5億ドル)

・FCF(調整後):29.6億ドル(予想:28.7億ドル)

(1-3月・第1四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.60~0.65ドル(予想:0.70ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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