デルタ航空、法人需要が加速し好調な決算発表 ただ、株価は下げに転じる=米国株個別

材料
2024年4月11日 0時07分

(NY時間11:07)(日本時間00:07)

デルタ航空<DAL> 47.19(-0.13 -0.27%)

デルタ航空<DAL>が取引開始前に1-3月期(第1四半期)決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の1株利益は予想上回る見通しを示している。法人の出張の増加や、夏に向けてのレジャー需要が堅調に推移していることが寄与した。

国際線の需要が引き続き好調で、同社が以前パンデミック後の回復の遅れを指摘していた、テクノロジー、消費者サービス、金融の顧客間で出張が加速している。

同社のバスティアンCEOはインタビューで「2023年末からビジネス出張がさらに一歩前進し、15%ポイント近く売上が加速し、2019年の水準に完全に戻った」と述べた。

アナリストは「1月は特に厳しい天候に見舞われ心配されたが、第1四半期の業績は好調だった。法人の需要が伸びていたが、特にテクノロジー、コンシューマーサービス、金融サービスなどの大企業顧客の回復がプラスに働いた」と述べている。

ただ、株価は買い先行で始まったものの、米消費者物価指数(CPI)の発表を受けた全体相場の下落で、同社株も下げに転じている。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):0.45ドル(予想:0.36ドル)

・売上高:125.6億ドル(予想:125.0億ドル)

旅客:111.3億ドル(予想:111.0億ドル)

貨物:1.78億ドル(予想:1.87億ドル)

・旅客搭乗率:83.0%(予想:81.6%)

・有効座席マイル(ASM):655.4億マイル(予想:651.0億マイル)

・有償旅客マイル(RPM):542.1億マイル(予想:531.3億マイル)

(4-6月・第2四半期見通し)

・1株利益(調整後):2.20~2.50ドル(予想:2.23ドル)

・売上高:5~7%増

(通期見通し)

・1株利益(調整後):6.00~7.00ドル(予想:6.46ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.