注目銘柄ダイジェスト(前場):YEデジタル、千代化建、ゼビオHDなど

市況
2024年5月22日 11時53分

西松屋チェ<7545>:2252円(-56円)

大幅反落。前日に5月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比2.3%増と2カ月連続プラス成長、客数が横ばいの一方で客単価が同2.3%上昇した。期間の前半に気温の高い日が多く、夏物衣料の売上高が伸長しているもよう。また、育児・服飾雑貨の売上高も好調に推移したようだ。ただ、前月の7.8%増からは増収率が縮小、前半の高気温効果も織り込まれていたとみられ、買い一巡後は出尽くし感も優勢に。

千代化建<6366>:295円(-53円)

大幅続落。米プラント大手のザクリHDがチャプター11の適用を申請したと伝わっている。同社などと設計や工事を手掛ける米南部テキサス州のLNGプラント「ゴールデンパス」のコスト上昇が打撃となったもよう。同プラントでは、ザクリは工事を担当、同社は主に設計と資材調達を担当しているようだ。インフレ深刻化などの事業環境悪化が改めて認識され、同社に対しても警戒感が波及する形のようだ。

東エレク<8035>:36080円(-550円)

反落。同社を始め、アドバンテストやルネサスなど、半導体関連は相対的にさえない展開となっている。前日の米国市場でSOX指数が下落しており、ネガティブな影響が波及へ。また、本日は米国でエヌビディアが2-4月期の決算発表を予定している。半導体関連株の先行きを占ううえで注目されるが、ここまでの株価上昇で決算ポジティブ反応へのハードルは高まっているとの見方も多いようだ。

YEデジタル<2354>:756円(+100円) 756 +100

ストップ高。豊田織機と業務提携契約を締結すると発表している。システム開発、サービスビジネス、販売支援などの分野で業務提携を行っていく。マテハン機器などハードを提供する豊田織機と倉庫自動化システムなどのソフトを提供する同社との関係強化により、高いシナジーを期待する動きが優勢に。新会社設立など一層の関係強化に向けた方策を進める可能性なども協議としている。

ゼビオHD<8281>:1052円(+102円)

前日比変わらずを挟み大幅続伸。発行済み株式数の6.79%に当たる300万株、40億円を上限とする自己株式の取得実施を発表。取得期間は5月22日から25年5月9日まで。経営環境の変化に対応した資本効率の向上及び株主還元の拡充を図ることが目的。高水準の自社株買いが当面の需給の下支えになるとの期待が先行。会社側ではROE向上へ向けた株主還元の強化策として、機動的な自己株式取得の実行、長期安定配当の継続を挙げている。

オンコリス<4588>:631円(+9円)

大幅に6日ぶり反発。自社がTransposon社と全世界ライセンス契約を締結しているLINE-1阻害剤「OBP-601(TPN-101)」が米食品医薬品局(FDA)から進行性核上性麻痺(PSP)に対するファストトラックに指定されたと発表している。指定によりFDAとの連携が強化され、医薬品の開発が迅速化する可能性がある。OBP-601は、PSPに対するPhase2臨床試験の結果、LINE-1阻害剤として脳神経の炎症を抑制して神経の損傷を抑制している。

かっこ<4166>:839円(+37円)

大幅に反発。越境ECでの不正対策強化のため、自社の不正注文検知サービス「O-PLUX」で英語表記における住所情報の表記ゆれの補正機能をリリースしたと発表している。O-PLUXなどを利用する事業者は海外からの注文でも安心して取引可能になるとしている。O-PLUXは、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払いなどの不正被害を防止し、審査業務を自動化するクラウドサービス。

ヘッドウォーター<4011>:13810円(+830円)

大幅に反発。独シーメンスAGのBox PC「SIMATIC IPC BX-35A」、米エヌビディアのエッジコンピューティング「NVIDIA Jetson Orin NX 16GB」を活用し、産業用エッジ生成AIソリューション「LLaVA Edge Vision」を開発したと発表している。エヌビディアの国内一次代理店である菱洋エレクトロ(東京都中央区)の協力を得て「第8回AI・人工知能EXPO春」でシーメンス、エヌビディアと共同で同ソリューションを紹介するとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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