10万円以下で買える、高ROE&低PER 31社【プライム】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。
東証プライム上場企業では272銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROE(自己資本利益率)に注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が市場平均を下回る15倍未満の銘柄に注目してみた。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが10%以上、(3)予想PERが15倍未満――を条件に投資妙味が高まる31社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PER、最低投資金額は7日現在)
なお、9日(日)16時00分に「10万円以下で買える、高ROE&低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 予想 予想
コード 銘柄 金額 ROE PER
<9432> NTT 15000 11.17 11.5
<2353> 日本駐車場 18800 34.79 12.4
<2471> エスプール 31900 22.93 13.8
<1726> Br.HD 35700 10.79 10.3
<7211> 三菱自 43090 14.25 4.4
<2170> LINK&M 45300 32.65 15.0
<6535> アイモバイル 48200 16.86 10.6
<8897> ミラースHD 48500 16.28 6.0
<2749> JPHD 51200 19.28 14.1
<8848> レオパレス 51200 22.69 11.2
<9788> ナック 55500 11.23 9.4
<3675> クロスマーケ 58600 14.55 11.3
<2975> スターマイカ 60300 11.98 7.2
<8016> オンワード 63800 10.03 10.8
<3834> 朝日ネット 64900 12.31 11.3
<1893> 五洋建 65420 11.56 9.3
<3475> グッドコムA 69200 30.63 6.1
<9273> コーア商HD 69300 12.19 9.9
<4680> ラウンドワン 74800 24.19 11.9
<3924> ランドコンピ 80500 22.02 11.4
<9332> NISSO 83600 15.94 11.4
<2374> セントケア 83700 13.35 9.7
<2157> コシダカHD 84600 23.54 10.2
<7347> マーキュリア 85400 12.09 8.3
<3245> ディアライフ 86400 23.04 7.4
<1429> 日本アクア 87000 24.32 13.1
<2929> ファーマF 91700 19.56 14.3
<6632> JVCケンウ 92600 10.89 11.2
<4331> T&Gニーズ 95000 11.79 6.9
<3167> TOKAI 95800 10.11 13.9
<4658> 日本空調 99200 11.75 12.2
※単位はROEが%、PERが倍、最低投資金額が円。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース