「防衛」が3位にランクイン、石破・トランプ会談控え思惑再燃も<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「防衛」が3位にランクインしている。
トランプ次期米大統領はアメリカ第一主義を掲げ、貿易に関しては関税強化の動きを明示するなどしているが、このほか同盟国に軍事費負担の拡大を主張している。米国と強い連携関係を有する日本もトランプ政権下で防衛予算拡大に向けた圧力が高まることが予想される。
石破首相とトランプ次期米大統領との首脳会談が注目されるところだが、トランプ氏は16日の記者会見で「日本側が望めば」という条件で来年1月20日の大統領就任前に会談する可能性も示唆した。石破首相は今年11月の南米訪問の際に経由地となる米国でトランプ氏との会談を求めたが実現しなかった経緯がある。
韓国の政局混乱や台湾有事などが懸念されるなか、日米首脳会談ではアジアの安全保障を巡る変数が増えていることもあって日本の防衛力強化に向けた動きが後押しされる可能性もある。そのなか、防衛省との取引額で断トツの三菱重工業<7011>を筆頭に、川崎重工業<7012>やIHI<7013>といった総合重機大手や、東京計器<7721>、新明和工業<7224>などが防衛予算拡大の恩恵を受けることが予想される。
このほか、中小型株では石川製作所<6208>や豊和工業<6203>、細谷火工<4274>、日本アビオニクス<6946>、多摩川ホールディングス<6838>といった銘柄や、ここ同関連株として急速人気化しているIMV<7760>などが物色対象としてマークされる。