証券口座乗っ取り、被害者への補償方針を確認　日証協と証券10社

日本証券業協会は5月2日、証券口座の不正アクセス・不正取引をめぐる問題について、証券10社と協議の上、第三者による取引で損失を受けた人へ一定の被害補償を行う方針を確認したと発表した。2025年1月以降に発生したものが対象となる。

補償に際しては、ID・パスワード等の管理状況や証券会社における不正アクセス防止のための対策等を勘案し、個別の事情に応じて対応するとしている。今後の手続きについては、各証券会社で決定し、案内する予定。

同協会は、証券会社で多要素認証が提供されている場合、同認証の設定を必ず行うこと、また、証券会社の公式ウェブサイトをブックマークしてアクセスすることや、メール・SMS等に表示されているリンクをクリックしないよう呼び掛けている。

■証券10社（50音順）

ＳＭＢＣ日興証券

ＳＢＩ証券

大和証券

野村證券

松井証券

マネックス証券

みずほ証券

三菱ＵＦＪ ｅスマート証券

三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券

楽天証券

株探ニュース