概要・株価
チャート
ニュース
かぶたん ロゴ
PR

Genky DrugStores:NEUTRAL継続【今村証券アナリストレポート】

材料
2025年8月12日 13時00分

担当 近藤 浩之

●Genky DrugStores <9267> [東証P]
レーティング:NEUTRAL(2025/2/5)→ NEUTRAL

◆低価格・低コストを追求したドラッグストア「GENKY」(ゲンキー)
◆今期は増収率が加速する見通し
◆新規出店数の拡大施策を追加

【タイトル】

(注)22/6期より「収益認識に関する会計基準」等を適用しており、22/6期の伸び率は記載していない。2024年6月21日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施しており、22/6期~24/6期のEPS・1株配は22/6期期首に分割が行われたと仮定して算定。

出所:Genky DrugStores、ブルームバーグ、今村証券

◆低価格・低コストを追求したドラッグストア「GENKY」(ゲンキー)

ドラッグストアが主軸の上場企業の内、直近決算期の売上高は10位。福井県を地盤に、岐阜、愛知、石川、滋賀を合わせた5県で481店舗(2025年8月6日現在)を展開中だ。

前期(2025年6月期)における食品の売上構成比は70.4%と業界全体の33%(経済産業省:商業動態統計調査2024年度)を大きく上回り、同業上場企業(直近決算期)のなかで最も高い。生鮮食品など食品の品揃え・品質強化、EDLP(エブリデー・ロー・プライス。毎日一定の低価格で販売する手法)の徹底により顧客の来店頻度を高めている。また販管費率は15.6%と同業上場企業で最も低く、店舗のレイアウト、オペレーションの標準化や、店舗開発、プライベートブランド(PB)商品開発、物流、生鮮食品製造加工を自社で担うなど、低コスト経営を追求している。

◆今期は増収率が加速する見通し

前期の売上高は前の期比8%増、営業利益は同7%増だった(資料1、出所:決算短信)。既存店売上高が同3.5%増と堅調で、生鮮食品・惣菜強化、EDLP推進を背景に来店客数が同2.7%増えた(資料2、出所:決算短信・決算説明資料)。粗利益率は前の期と同水準を維持し、利益率が低い食品の売上高構成比が高まったなかで、PB商品の販売増加(売上構成比24.6%(前の期比+1.4ポイント))や物流改革が支えた。販管費は電気代の上昇、減価償却費の増加があった一方で、セルフレジ導入など店舗業務の効率化を進めた。

(資料1) 売上高・営業利益の推移

【タイトル】

(注) 22.6期~は「収益認識に関する会計基準」等を適用。

(資料2)業績の詳細

【タイトル】

今期(2026年6月期)会社予想は増収率が10%と前期から加速し、営業増益率は8%を見込む。新規出店数の増加、既存店売上高の堅調推移、店舗業務の効率化や本部・物流センターへの集約が寄与する。

◆新規出店数の拡大施策を追加

2024年6月期までの数年間、新規出店数が伸び悩んだ理由には、同業他社の出店攻勢、建設コストの上昇、不動産会社を介した店舗開発をやめたことが理由に挙げられる。対策として、店舗開発部員を従来の2倍となる100人前後に拡充し、その部員が土地契約に集中できるように業務範囲を見直した。今年からは出店可否を事前に簡易判断し、出店確度の高い物件候補地に絞って交渉することにした。これらの成果がみられるようになり、前期は過去最高となる54店舗を出店、今期はさらに過去最高を上回る66店舗を出店する見通しだ(資料3、出所:決算短信・決算説明資料)。来期(2027年6月期)には100店舗程の出店を目指す。

(資料3)店舗数の推移

【タイトル】

◆投資判断はNEUTRAL継続

今村証券による今期業績予想は、ほぼ会社予想(売上高2218億4000万円、営業利益105億円、純利益75億円)通りの売上高2230億円(前期比+11.1%)、営業利益106億円(同+9.8%)、純利益75億7000万円(同+7.1%)とする。7月度の既存店売上高は前年同月比9.0%増、日曜が1日多かったことを調整した前年同曜日比では6.8%増であり、備蓄米販売による3ポイント程度の押し上げ効果を除けば、ほぼ会社予想通りといえる(資料4、出所:月次営業速報)。8月度からの既存店売上高も同様の傾向が続くと想定した。来期に関しては、新規出店数が会社目標(100店舗程)より少ない90店舗程、既存店売上高が3%増程との前提で、1割前後の増収増益が続くと予想する。

投資判断は「NEUTRAL」を据え置く。

(資料4)既存店売上高の推移

【タイトル】

(注) ※は26.6期会社予想(上期+4.4%、下期+2.8%)

【レーティングの定義】
OUTPERFORM:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンを10%超上回ると予想される。
NEUTRAL:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンの+10%と-10%の間に入ると予想される。
UNDERPERFORM:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンを10%超下回ると予想される。
トータルリターン:株価変動率+配当利回り
目標株価は12カ月間の投資を想定しており、将来発行されるレポートで修正されることもあります。

--------------------------------------------------------------------------------------

今村証券株式会社

金融商品取引業者 北陸財務局長(金商) 第3号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

--------------------------------------------------------------------------------------

【アナリストによる証明】

本資料に示された見解は、言及されている発行会社とその発行会社等の有価証券について、各アナリストの個人的見解を正確に反映しており、さらに、アナリストは本資料に特定の推奨または見解を掲載したことに対して、いかなる報酬も受け取っておらず、今後も受け取らないことを認めます。

--------------------------------------------------------------------------------------

【免責・注意事項】

本資料は投資判断の参考となる情報提供を目的とし、信頼できると思われる各種データに基づき作成したものですが、正確性・完全性を保証するものではありません。本資料に記載された意見・予測等は、作成時点における今村証券の判断に基づくもので、今後、予告なしに変更されることがあります。本資料は投資結果を保証するものではございませんので、本資料の内容について第三者のいかなる損害賠償の責任を負うものでもありませんし、本資料に依拠した結果として被った損害または損失について今村証券は一切責任を負いません。投資に関する最終決定はご自身の判断で行ってください。今村証券は本資料に関するご質問やご意見に対して、何ら対応する責任を負うものではありません。

今村証券及びその関連会社、役職員が、本資料に記載されている証券もしくは金融商品について、自己売買または委託売買取引を行うことがあります。

本資料は今村証券の著作物であり、著作権法により保護されております。今村証券の事前の承認なく、また電子的・機械的な方法を問わず、本資料の全部もしくは一部引用または複製、転送等により使用することを禁じます。

――――――――――――――――――――――――――――――――-

今村証券より提供されたレポートを掲載しています。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集