【クラファン】弁護士監修の信頼性 「約款」要約サービスのSocial Pentagon、9月13日募集開始
独自の「約款」要約サービスを展開する株式会社Social Pentagon(東京都千代田区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは9月13日10時開始を予定しています。
| ・ | 普通株式型 |
| ・ | 目標募集額:1500万円、上限募集額:8000万円 |
| ・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
| ・ | エンジェル税制あり(優遇措置A) |
| ・ | みなし時価総額:5億4500万円 |
| ・ | 類似上場企業:カウリス <153A> [東証G]、ハンモック <173A> [東証G]、かっこ <4166> [東証G]、サイバートラスト <4498> [東証G]、S&J <5599> [東証G] |
「未読同意対策」という新市場創造へ

(出典:FUNDINNO)
Social Pentagonの吉澤宏充代表は、大学を卒業後、OA機器販売の営業職や個人事業主を経て2017年に起業。SEOコンサルティングやウェブ解析事業を成長させ、ニフティライフスタイル <4262> [東証G]へ事業売却した実績があります。
その中で健全なウェブ取引の重要性に対する問題意識を強くし、Social Pentagonを設立。ニフティライフスタイルと資本業務提携を締結し、ユーザーと事業者が安心してウェブ取引を行える社会を実現するサービスの提供を目指しています。
「私たちはサービス提供の枠を超えて、『未読同意対策』という新市場を創造していきます」(同社)




(出典:FUNDINNO)
同社は、ウェブ上でのサービスや決済時に確認を求められる「利用規約」「プライバシーポリシー」といった約款の要点を5つのポイントに要約する「Social Pentagon DIGEST(SPD)」を提供しています。
同社によると、事業者本位で不誠実なウェブデザインである「ダークパターン」など、利用規約の「未読同意」によるトラブルは社会問題化しており、利用者が情報を正確、迅速に確認できるサービスへの需要が高まっているそうです。
「サービス提供者にとっても第三者の視点を取り入れつつ、長文になりがちな規約のポイントを示すことでサービスの信頼性向上につながると考えています」(同社)
利用規約にまつわるトラブルを扱う一般社団法人ダークパターン対策協会も設立され、「同協会は『第三者による規約の要約』を推奨項目に掲げており、企業が弊社のようなサービスの導入を検討する後押しになると考えています」(同社)。
社会問題化する「未読」、相談は年間8万件
同社によると、オンライン取引の普及に伴い、利用規約やプライバシーポリシーの未読によるトラブルが社会的な課題となっており、国民生活センターに寄せられる相談は年間約8万件、「その原因の一つが購入前の説明・確認不足とされています」(同社)。
一方で、利用規約をしっかり確認している人は5.5%程度であり、この「未読の同意」を悪用して利用者を意図的に誘導する「ダークパターン」が横行し、被害総額は1兆円超とも言われるそうです。
また、利用規約やプライバシーポリシーの分かりにくさは消費者の取引への不安や不信感につながり、購入時の離脱要因にも。「実際のアクセス解析では『プライバシーポリシーページ』で離脱する割合が約17%に達するケースも明らかになっています」(同社)。
同社の「Social Pentagon DIGEST」は弁護士のレビューを経て作成しており、消費者が安心してサービスを利用できる環境の整備を目的としたものです。
「効率的な取引だけでなく、規約を理解し、『立ち止まって考える』機会を提供することこそ、真に人間らしい意思決定を支える基盤になると考えています。今後も消費者と事業者の間に安心と信頼を築き、誰もが健全にデジタル社会の恩恵を享受できる世界に貢献していきます」(同社)
事業内容・競争優位性・ビジネスモデル
主力サービスの「Social Pentagon DIGEST」は、弁護士によるレビューを経て規約の要約を作成し、ユーザーが規約に同意する際に要約を分かりやすく表示するもの。国内で特許を取得済みで、海外でも申請中です。
事業者から申し込みがあれば、弁護士監修の上でレビューを作成し、先方確認後、同社サービスを表示させるコードを発行、それを規約文に埋め込んでもらうというフローで、申し込みから1~2週間で利用できます。
現在、有償契約が5社、全体で20社に導入されており、他社ブランドへのOEM提供も行っています。
同社は自社の強みとして、弁護士の監修に基づいた信頼性の高いサービスである点を挙げています。
また、吉澤代表がニフティライフスタイルの執行役員を兼務し、同社と資本業務提携をしており、強固な顧客基盤を活用した営業活動が可能であること、さらに、元官僚など強力なアドバイザー陣の参画が市場形成における強力な後押しとなると見ており、「この独自の体制により、単なるサービス提供にとどまらず、『未読同意対策』という新市場の創造を目指しています」(同社)。

(出典:FUNDINNO)
同社の収益の柱は「Social Pentagon DIGEST」の月額利用料です。
初期費用は一律10万円(税別)、月額利用料は、要約の表示がクリックされた回数に基づいた従量課金制としており、クリックが増えるほど単価が下がっていく仕組みです。
「『Social Pentagon DIGEST』を導入したことで規約の同意率が高まり、最終成約率が上昇したケースもあり、ユーザーの保護のみならず、事業成長にも寄与するサービスになっていると考えています」(同社)
将来はIPOまたはM&Aを計画

(出典:FUNDINNO)

(出典:FUNDINNO)
株主構成
同社は以下の事業会社およびエンジェル投資家より出資を受けています。
・ニフティライフスタイル
・デジタルシティ
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・カウリス <153A> [東証G]
・ハンモック <173A> [東証G]
・かっこ <4166> [東証G]
・サイバートラスト <4498> [東証G]
・S&J <5599> [東証G]
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社Social Pentagon
東京都千代田区神田小川町三丁目28番地5 axle御茶ノ水C19
資本金:27,500,000円(2025年8月27日現在)
発行済株式総数:10,900株(同)
発行可能株式総数:40,000株
設立日:2021年5月28日
決算日:4月30日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 吉澤宏充
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 1,600株
■募集株式の払込金額
1株当たり 50,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,500万円を以下の目的に充てる予定。
開発外注費 480万円
サーバー費 360万円
広告宣伝費 330万円
手数料 330万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額6,500万円(目標募集額1,500万円と上限募集額8,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
開発外注費 1,440万円
広告宣伝費 1,110万円
サーバー費 1,080万円
営業人件費 1,440万円
手数料 1,430万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(2株)
200,000円コース(4株)
300,000円コース(6株)
400,000円コース(8株)
500,000円コース(10株)
1,000,000円コース(20株)
2,000,000円コース(40株)
3,000,000円コース(60株)
4,000,000円コース(80株)
5,000,000円コース(100株)
10,000,000円コース(200株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(10株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(200株)を上限とする。
■申込期間
2025年9月13日~9月22日
■目標募集額
15,000,000円(上限募集額 80,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は64,000,000円とする。
■払込期日
2025年10月16日
■連絡先
株式会社Social Pentagon
電話番号:050-1724-4539
メールアドレス:fundinno@pentagon.social
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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