【クラファン】俳優の"老化・若返り"を自然に実現するフェイシャルVFX技術　デジック、11月9日募集開始

俳優の老化・若返りをCGで再現する技術を手掛けるデジック株式会社（東京都千代田区）が、株式投資型クラウドファンディング（普通株式型）による出資を募集します。申し込みは11月9日10時開始を予定しています。

「老化・若返り」をCG再現、自然な表情に

（出典：FUNDINNO）

デジックの小橋伸一郎代表は日本大学大学院経済学研究科を修了後、同大学やIRコンサルティングのイー・アソシエイツで5年間、SEとして勤務し、システム設計や企業分析などを経験。2006年に中小企業向け情報システム運用支援のアド・ナビゲーションを設立し、約20年間、中小企業のデジタル基盤を支えてきました。

2025年にデジック有限会社のVFX事業を継承し、映画・広告領域で「顔・肌や体」に特化したVFX（Visual Effects＝視覚効果）技術を提供しています。

デジックは老化・若返りをCGで再現することで俳優の自然な表情を最大限引き出しており、大手広告代理店や映像プロダクションとの取引実績も。「俳優の微細な表情を自然に若返らせたり、リアルな肌の質感を保ちながら老化を再現したりする技術は、他社には難しい領域であると考えています」（同社）。

これまでに韓国・インドなどアジア圏からの問い合わせもあり、海外展開の基盤形成に着手していく計画です。「フェイシャルVFXを軸に、弊社が提供する『顔・肌や体』に特化した映像サービスを日本発で提供する体制を強化し、最終的には米国・インドで支店の設立も計画しています」（同社）。

「リアルな人間の表情や肌」が長年の課題

（出典：FUNDINNO）

同社によると、映像のポストプロダクション工程の現場では「リアルな人間の表情や肌をどう描くのか」が長年の課題となっており、それに答えるのが「フェイシャルVFX」だといいます。

顔を変える方法には特殊メイクやデジタルヒューマンなどの方法があり、同社では例えば、特殊メイクとフェイシャルVFXを組み合わせることで30歳を70歳にするなど、大きな年齢差の映像も自然に表現できるそうです。

今年は、フェイシャルVFXの技術を活用して人の肌をきれいにするサービス「Skin & Lash craft」をローンチ。既存ソフトウェアの拡張機能による肌補正は処理効率は高いものの、本来のきめや立体感が損なわれるという問題があり、「弊社は『俳優自身の肌の映像を活用しつつCG技術を施すことで、俳優の良い状態の肌を再現する』というアプローチを提示しています」（同社）。

事業内容・競争優位性・ビジネスモデル

（出典：FUNDINNO）

フェイシャルVFXは俳優が演技した映像を使用し、顔面の脂肪のたるみや老化した皮膚を加えたり、若い頃の皮膚に差し替えたりするサービスです。

回想シーンや、作品のエピローグで年老いた主人公を描写するシーンなどで利用されるほか、CMで俳優が昔の自分と共演するといったケースもあります。

「年齢変化を表現するために追加の撮影や俳優交代をせずに、同一人物の顔を若返らせたり、老化させたりすることが可能で、特殊メイクによる俳優への負担を減らすことができるため、制作現場から高い評価を得ています」（同社）

これまでに、メジャーリーガーを起用したCMや、世界最大級の動画配信サービスオリジナル作品などの制作に携わっています。

（出典：FUNDINNO）

新サービスの「Skin & Lash craft」はモデル本人に合う肌を作る技術で、「肌修正」ではなく「肌制作」を行っており、モデルの「状態の良い肌」を生かしつつ、状態が悪い肌は「ぼかす」のではなく、新たに肌を制作することで高品質な映像を実現します。

また、「まつ毛」の制作も行っており、これまでは難しかった本物と区別がつかないレベルのまつ毛の制作も、独自技術を活用することで違和感のない仕上がりが可能に。「毛の長さ、毛量、カール具合、毛束の有無など細かな要望に応えつつ、マスカラのダマの付いていないまつ毛なども制作可能です」（同社）。

同社は自社の強みとして、「顔」「肌」という繊細な領域に特化し、VFX技術を提供してきたことを挙げています。

顔の表現に関するさまざまな要望に対応しつつ、特殊メイクやデジタルヒューマンなど顔を変える技術に関するノウハウも有しており、「監督が目標とする映像のために最適な方法の組み合わせを提案できることも強みです」（同社）。

（出典：FUNDINNO）

同社の収益構造は案件単価制を基本とし、若返り・老化の度合いや解像度（4K・8K対応）、作業範囲の広さなどに応じて価格が変動。汗や眼鏡、影など細部の処理を伴う場合はオプションとして加算しており、「案件ごとに最適な見積もりを提示しつつ、高品質なクリエイティブを維持しています」（同社）。

「顔・肌や体」に特化したVFX技術を提供することで、顔の造形や肌の質感、毛や動作など、高難度な技術が継続的に蓄積されており、今後、VFXに関する新技術を検討する中で、優位に働くと見込んでいます。

将来はIPOを計画

（出典：FUNDINNO）

（出典：FUNDINNO）

類似上場企業（業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業）

・モルフォ <3653> [東証Ｇ]

・ＣＲＩ・ミドルウェア <3698> [東証Ｇ]

・ファインズ <5125> [東証Ｇ]

・Ｊストリーム <4308> [東証Ｇ]

・テクノロジーズ <5248> [東証Ｇ]

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

デジック株式会社

東京都千代田区麹町二丁目10番2号

資本金：8,000,000円（2025年10月23日現在）

発行済株式総数：600株（同）

発行可能株式総数：4,000株

設立日：2006年3月16日

決算日：2月28日

※2025年10月27日を効力発生日として、1株を25株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は15,000株、発行可能株式総数は100,000株となる。

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役　小橋伸一郎

■募集株式の種類及び数（上限）

普通株式　5,000株

■募集株式の払込金額

1株当たり　10,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,200万円を以下の目的に充てる予定。

人件費　878万円

採用広告費　58万円

手数料　264万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額3,800万円（目標募集額1,200万円と上限募集額5,000万円との差額）を以下の目的に充てる予定。

人件費　2,364万円

採用広告費　150万円

宣伝広告費　150万円

事務所費　300万円

手数料　836万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース（10株）

200,000円コース（20株）

300,000円コース（30株）

400,000円コース（40株）

500,000円コース（50株）

1,000,000円コース（100株）

2,000,000円コース（200株）

3,000,000円コース（300株）

4,000,000円コース（400株）

5,000,000円コース（500株）

10,000,000円コース（1,000株）

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース（50株）までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース（1,000株）を上限とする。

■申込期間

2025年11月9日～11月21日

■目標募集額

12,000,000円（上限募集額　50,000,000円）

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は40,000,000円とする。

■払込期日

2025年12月15日

■連絡先

デジック株式会社

電話番号：080-7468-6021

メールアドレス：shareholders@digic.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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