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【クラファン・優待】医薬品不足問題に挑む! 「院内残薬」流通PFの9lione、9月5日募集開始

経済
2026年9月4日 13時25分

「院内残薬」の流通プラットフォームを展開する株式会社9lione(東京都練馬区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは9月5日17時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:499万9500円、上限募集額:9999万円
・ VC出資実績あり
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ エンジェル税制あり(優遇措置B)
・ 株主優待あり:自社製造ホワイトニングジェル
・ みなし時価総額:16億2105万円
・ 類似上場企業:メディカルシステムネットワーク <4350> [東証S]、エムスリー <2413> [東証P]、JMDC <4483> [東証P]、スズケン <9987> [東証P]、シーユーシー <9158> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

医療系M&Aアドバイザー時代の経験糧に

9lioneの廣田雄将代表は、大学在学中に広告・プロモーション会社を創業し、同社を売却。その後、医療系M&Aアドバイザーとして調剤薬局・クリニックなどの事業承継・デューデリジェンス業務に従事しました。

M&Aアドバイザー時代、院内で高額な抗がん剤などが開封されたまま使われず、廃棄されている実態を知り、「廃棄される医薬品」「仕入れられない医療機関」という構造を打破すべく、9lioneを創業しています。

同社は、院内残薬を抱える医療機関と仕入れが困難な医療機関をつなぐクローズドプラットフォーム「9lione(クリオネ)」を運営しています。

現在、使用されずに廃棄される可能性がある院内残薬は年間約7700億円あるとされる一方、医薬品が安定的に供給されず、必要な薬を確保できない医療機関があることが大きな社会課題に。

「9lione」では、クラウド上で医薬品の在庫を一元管理できる機能と、院内残薬と仕入れ困難な医薬品を1錠単位から適正にマッチングできる2次流通の機能を提供。「今後はドミナント戦略によって営業拠点を全国へ広げ、院内残薬を提供する売り手の獲得を進めていきます」(同社)。

抗がん剤は年間738億円分が廃棄

医薬品を巡っては、在庫のまま使用期限を過ぎ、廃棄に至っている現状があり、抗がん剤では国内で年間約738億円分(全体の約9.8%)が使われずに廃棄されているとの試算も。「薬局の約3割が自店の不動在庫額を正確に把握できていないという調査データもあります」(同社)。

一方で、医療機関がすべての薬を常時取りそろえることは困難で、在庫不足に悩む現場も少なくないそうです。

「背景には、医療用医薬品(処方薬)の約1~2割が出荷調整・限定出荷となっており、必要な薬を必要な量だけ仕入れにくい状況があります。在庫を確保できない場合、医師へ医薬品の変更または処方できないことを確認せざるを得ず、現場と患者の負担が増加してしまう現状があります」(同社)

事業内容・競争優位性・成長戦略

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

「9lione」では、売り手側はクラウド在庫管理機能「9lione Cloud」上で品目別・有効期限別に在庫情報を登録することで院内残薬を一元管理。院内残薬は2次流通機能「9lione Market」で売却できるため、在庫の収益化につながります。

買い手側は、出荷調整中の医薬品も含む幅広い品目を1錠単位から検索・発注でき、過剰在庫を抱えずに必要な量だけ購入可能です。

マッチングした医薬品は、「買い取り型」では複数の医療機関から少量ずつの在庫を集約し、同社の薬剤師による品質確認を経て買い手へ配送。「マッチング型」では売り手から買い手へ直接発送する仕組みです。

同社は、売り手向けに「9lione Cloud」を無償で提供し、「9lione Market」で取引が成立した際に買い手から取引額の20%を受け取ることで収益化しています。

「売り手側は費用負担なく、廃棄予定だった在庫が売上に還元できるため、参加のハードルが低く、供給網の拡大を促進する設計であると自負しています」(同社)

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

「9lione」は、買い手の注文と売り手の在庫情報を1つのプラットフォーム上でつなぐことで、医療機関起点の取引設計とクラウド在庫管理・2次流通機能の一体化を実現しています。

このモデルの強みは、医薬品を集約して必要な数量の仕入れができることだといい、これは「医薬品アグリゲーション機能」「プレオーダー型システム」「医薬品卸売販売業の許可取得」の3つがあって成立するそうです。

【医薬品アグリゲーション機能】

プラットフォームに登録された医療機関の不動在庫(院内残薬)をリアルタイムに把握。買い手からの注文に対し、必要数量を複数店舗から取り寄せて納品する。

【プレオーダー型の注文システム】

同社が買い手の医療機関・クリニックから先に注文を受け、その分だけを売り手の薬局・病院から仕入れる「プレオーダー型(注文起点)」運用。買い手の注文を起点とするため、「9lione」側で在庫を長く抱えることがない。

【医薬品卸売販売業の許可取得】

同社は医薬品卸売販売業の許可を取得しており、保健所に登録された医療機関のみが参加できる「9lione」を許可会員制のクローズドプラットフォームとして運営。薬剤師が在籍・監修し、薬機法に準拠した安全な取引を行っている。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

今後の成長戦略について、短期では、現在は買い手側の需要が売り手側の供給を上回っているため、売り手の拡大を最重要の課題としています。

そこで、現在の首都圏中心から大阪・名古屋・福岡などへ営業拠点を拡大し、売り手を集中的に開拓するドミナント戦略を計画。「エリアごとに取り扱い品目を統一することで安定供給と効率的な配送を実現し、取り込めていなかった需要を流通額へ転換していきます」(同社)。

手数料収入ベースの売上は前期約2.6億円(前々期比約1.8倍)、今期は約2.9億円を想定しています。

中長期では、AIによる需要予測と、需給に応じてリアルタイムに価格が変動するダイナミックプライシング(価格最適化機能)の実装を計画しています。

需要予測機能は来年度末のリリースを目指して、今期はデータの蓄積、来期に開発を進める予定です。「これにより、余剰医薬品が必要な場所へ最適な価格で流れる『医薬品の循環型プラットフォーム』の確立を目指します」(同社)。

株主構成

同社は以下のVCなどから出資を受けています。

・DGベンチャーズ

・インキュベイトファンド

・三井住友海上キャピタル

・横浜キャピタル

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・メディカルシステムネットワーク <4350> [東証S]

・エムスリー <2413> [東証P]

・JMDC <4483> [東証P]

・スズケン <9987> [東証P]

・シーユーシー <9158> [東証G]

株主優待

【基準日】

毎年10月末日

【優待内容】

自社製造のホワイトニングジェル「The White Medic PAPプラチナ」(1箱=3本、約1カ月分)を提供

・990~1,979株:1箱

・1,980~2,969株:2箱

・2,970~3,959株:3箱

・3,960~4,949株:4箱

・4,950~9,899株:6箱(約半年分)

・9,900株以上:12箱(約1年分)

【申し込み方法】

・基準日経過後、メールで申し込みの案内を送付する。

・申し込み時に記入する氏名・住所と株主名簿の氏名・住所を照合して発送する。

【注意事項】

・1人、1年に1回限りの優待。

・優待内容は2026年9月時点。

・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社9lione

東京都練馬区小竹町一丁目38番2号

資本金:187,581,428円(2026年7月2日現在)

発行済株式総数:1,605株(同)

発行可能株式総数:1,000,000,000,000,000株

設立日:2018年8月8日

決算日:6月30日

※2026年8月20日を効力発生日として、1株を10,000株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式数の変更を決議しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は16,050,000株、うち発行済普通株式数は9,350,000株、発行済A種優先株式数は1,920,000株、発行済A2種優先株式数は1,250,000株、発行済B種優先株式数は840,000株、発行済C種優先株式数は1,500,000株、発行済D種優先株式数は1,190,000株となる。また、発行可能株式数のうち、普通株式は999,999,995,000,000株、A種優先株式、A2種優先株式、B種優先株式、C種優先株式、及びD種優先株式は各10,000,000株となる。

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 廣田雄将

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 990,000株

■募集株式の払込金額

1株当たり 101円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額499万円を以下の目的に充てる予定。

マーケティング費 389万円

手数料 109万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額9,499万円(目標募集額499万円と上限募集額9,999万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

マーケティング費 3,000万円

拠点開発費 2,000万円

人件費 2,409万円

手数料 2,089万円

■投資金額のコース及び株数

99,990円コース(990株)

199,980円コース(1,980株)

299,970円コース(2,970株)

399,960円コース(3,960株)

499,950円コース(4,950株)

999,900円コース(9,900株)

1,999,800円コース(19,800株)

2,999,700円コース(29,700株)

3,999,600円コース(39,600株)

4,999,500円コース(49,500株)

9,999,000円コース(99,000株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、499,950円コース(4,950株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,999,000円コース(99,000株)を上限とする。

■申込期間

2026年9月5日~9月18日

■目標募集額

4,999,500円(上限募集額 99,990,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,992,000円とする。

■払込期日

2026年10月13日

■連絡先

株式会社9lione

電話番号:050-1792-7862

メールアドレス:info@9lione.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

〈インキュベイトファンドが出資〉年間流通総額20億円を突破。院内残薬を抱える医療機関と仕入困難な医療機関をつなぐプラットフォーム「9lione」

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