米国は想定内の動きで下値の堅さが意識されるか/オープニングコメント

市況
2017年12月27日 8時30分

27日の日本株市場は、売り先行後は底堅さが意識される相場展開になりそうだ。祝日明け26日の米国市場は、アップルを中心に売りが先行する格好となった。この流れを受けてハイテクセクターに売りが先行する格好となろうが、昨日の段階で主力ハイテク株は軟調に推移していたこともあり、想定されていた流れといったところであろう。

米国市場では、税制改革法案が成立したことを改めて評価した動きが意識されるが、17年の株式相場を牽引した大型ハイテク株は、メリットはないことから利益確定の流れが警戒されていた。一方で、米国内での売上比率が高い中小型株やエネルギー、金融セクターなどは明らかな恩恵を受けることになるため、動向が注目される。

そのため売り一巡後は底堅さが意識される格好となるほか、日銀のETF買い入れへの思惑等も売り込みづらくさせそうだ。昨日の日経平均は5日線を挟んでのこう着となったが、本日も5日線を下回るものの、大きく下振れる流れにはならず、再び5日線レベルでの推移になろう。

物色としては、個人主体の資金が中心とみられる中、中小型株にシフトしやすいだろう。2018年も注目されよう政府主導の働き方改革の他、仮想通貨、次世代電池といった関連銘柄に対する物色が強まるとみておきたい。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.