前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2017年12月28日 5時20分

■平和堂 <8276>  2,350円 (-140円、-5.6%)

東証1部の下落率トップ。平和堂 <8276> が大幅3日続落。26日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2月21日-11月20日)連結決算が、売上高3200億4400万円(前年同期比0.6%減)、営業利益82億300万円(同17.2%減)、純利益56億4800万円(同4.9%減)と2ケタ営業減益となったことが嫌気された。業態を超えた競争が激化し既存店売上高が苦戦していることに加えて、人件費の増加などが利益を圧迫している。なお、18年2月期通期業績予想は、売上高4440億円(前期比1.5%増)、営業利益157億円(同2.3%増)、純利益97億円(同5.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■ハイデ日高 <7611>  3,555円 (-195円、-5.2%)

東証1部の下落率3位。ハイデイ日高 <7611> が反落。26日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3-11月)単独決算は、売上高302億5300万円(前年同期比5.5%増)、営業利益37億4100万円(同0.7%増)、純利益24億2000万円(同2.3%増)となったが、9~11月では営業利益は6.0%減となっており、足もとの業績悪化を嫌気した売りが出たようだ。既存店売上高は第3四半期累計で2.0%増と堅調に推移しているほか、20店舗の出店を行ったことも増収に寄与したが、人件費の増加や事業税(外形標準課税)の税率引き上げの影響による経費の増加などが利益を圧迫した。なお、18年2月期通期業績予想は、売上高400億円(前期比3.9%増)、営業利益47億円(同3.0%増)、純利益29億5000万円(同1.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■オークネット <3964>  1,415円 (-64円、-4.3%)

東証1部の下落率6位。オークネット <3964> が大幅反落。26日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、売上高を213億4600万円から194億3700万円(前期比2.7%減)へ、営業利益を40億4400万円から31億3700万円(同22.4%減)へ、純利益を23億900万円から16億8000万円(同23.0%減)へ下方修正したことが嫌気された。四輪事業は計画を上回る水準で推移しているものの、デジタルプロダクツ事業は中古スマートフォンの取扱量や取扱手数料が減少したことの影響を受けて計画を大きく下回っており、同事業の不振が全体の売上高・利益を押し下げるとしている。

■キヤノン <7751>  4,272円 (-126円、-2.9%)

キヤノン <7751> が続落。同社は12月決算企業で年間配当利回りが3.7%台と高く、27日は配当権利落ち日にあたり手仕舞い売りが株価を押し下げる形となった。同様に12月決算の日本マクドナルドホールディングス <2702> は配当利回りは1%以下だが、株主優待としてバーガー類やサイドメニューなどの優待食事券を出していることで、同様に駆け込み権利取りの反動が出たようだ。

※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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