明日の株式相場見通し=“掉尾の一振”は期待薄、北朝鮮リスクで買い手控え

市況
2017年12月28日 17時31分

あす(29日・大納会)の東京株式市場は、顕著な株価上昇による“掉尾の一振”となる可能性は期待薄といえそうだ。先週初の18日以降、日経平均株価は終値ベースでは年初来高値圏をなんとか維持していたものの、結局取引時間中ベースで一度も2万3000円台に乗せることができずに足踏み状態にあったといえる。

今週に入ると、海外投資家の年末休暇入りなどもあり、東証1部の売買代金はきょうまで4営業日連続で2兆円を大きく割り込んでいる。ここ連日、“北朝鮮による新たなミサイル発射準備”の情報が伝えられており、市場関係者からは「東京株式市場の年末年始の休場中に、北朝鮮のミサイルか人工衛星打ち上げ用のロケットが発射された場合の年明け相場への影響を懸念して、大納会の主要な参加者と目される個人投資家も“株券枕に越年”とはいかず、買い手控え姿勢が強まりそうだ」との見方が出ていた。

28日の東京株式市場は、売り買い交錯で始まった後、日経平均株価は前日終値を挟んでの攻防となったが、後場後半に下げ幅を広げる展開となった。日経平均株価終値は、前日比127円23銭安の2万2783円98銭と反落した。

日程面では、東証などでの大納会に注目。海外では、米12月のシカゴ購買部協会景気指数が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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