概要・株価
チャート
ニュース
かぶたん ロゴ
PR

株価指数先物 【週間展望】―レンジ内で推移も、7万円を射程に押し目狙いのロング対応

市況
2026年8月16日 17時00分

今週の日経225先物は、引き続き米国市場の動向や中東情勢を巡る原油先物価格をにらんでの相場展開となるが、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。

先週の日経225先物は、ロング優勢の展開となるなか、10日は1500円高で6万7000円台を回復し、心理的な抵抗線の25日移動平均線を明確に上抜けた。その後もリバウンド基調を強め、13日にはボリンジャーバンドの+1σを突破して6万8000円台を回復し、14日には一時6万9650円まで上げ幅を広げて、+2σに接近する場面もみられた。収斂していたバンドが拡大に変化してきたことで、上向きに転じてきた+1σ(6万8030円)と+2σ(7万0130円)とのレンジ内での推移が意識されやすいだろう。

前週の米国市場では、7月の米消費者物価指数(CPI)や米生産者物価指数(PPI)の鈍化を受けて、早期利上げ観測が後退したことが材料視された。サンディスク<SNDK>やパランティア・テクノロジーズ<PLTR>、スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>、コアウィーブ<CRWV>といったAI(人工知能)・半導体関連株が買われたことで、東京市場でもアドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、キオクシアホールディングス <285A> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料となり、日経平均型を押し上げる形だった。

14日の米国市場では、7月の小売売上高や8月のミシガン大消費者態度指数など予想を下回る経済指標が相次ぎ、 NYダウNYダウS&P500ナスダックの主要な株価指数が下落した。中東情勢を巡る不透明感からWTI原油先物が1バレ=82ドル台に上昇したことも、重荷になっている。また、四半期決算を発表したアプライドマテリアルズ<AMAT>は予想を上回る内容であったものの、収益見通しが市場の高い期待に届かなかったとして5%を超える下落となり、他の半導体株に利食いが波及した。

米国では今週も17日に8月のニューヨーク連銀製造業景気指数、19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、20日に7月コンファレンスボード景気先行指数などの発表が予定されている。また、ホーム デポ<HD>やウォルマート<WMT>など小売企業のほか、アナログデバイセズ<ADI>といったハイテク企業の決算が予定されている。小売の決算を受けて米個人消費が減速しているとの見方が強まるようだと、積極的な売買を手控えさせそうだ。

14日の東京市場では、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い気配からのスタートになった影響もあって、8月のSQ値は6万9702.13円だった。これを捉えることができなかったこともあり、日経225先物は次第に持ち高調整に伴うロング解消のほか、短期的なショートを誘う流れに向かわせていた。+2σに接近する局面では強弱感が対立しやすかったとも考えられる。

また、週足では13週線(6万6900円)を上抜けて+1σ(6万9440円)を捉え、買い一巡後は同バンドに上値を抑えられる形であった。週足ではバンドが上抜きで推移しながら収斂しているため、今週は13週線が6万7300円、+1σは6万9680円辺りに切り上がってくる。+1σを捉えてくるようだと、+2σ(7万2050円)とのゾーンに入ってくるだろう。

目先的には8月のSQ値が心理的な抵抗になるが、これをクリアしてくると上へのバイアスが強まり、7万円回復が射程に入る。ショートカバーが強まる可能性もあるため、オプション権利行使価格の6万7000円から7万1000円辺りのレンジを想定する。

日経225先物は足元のリバウンドによって、一目均衡表の雲の下限を上抜き、上限を捉えてきた。雲上限は下向きで推移しているため、これに沿った調整が意識されやすいだろうが、遅行スパンが実線に差し掛かってきたため、上方シグナル点灯が近づいている。雲上限での攻防が続くようだと、短期的なショートが入りやすくなるとみられ、その後のカバー狙いのロング対応とみておきたい。

14日の米VIX指数は14.25(13日は14.63)に低下した。週間(7日は14.90)でも下がっている。10日に一時15.72をつけたが、週を通じて低下傾向を続けており、14日には14.18まで下げる場面もあった。昨年12月24日につけた13.38が射程に入ってくることでリスク選好に向かわせやすいだろう。ただ、中東情勢はイランがホルムズ海峡封鎖で強硬姿勢を崩しておらず、トランプ米大統領は米国民に対して燃料価格の高止まりを覚悟するよう訴えている。WTI原油先物をにらんでの展開となりそうだ。

14日のNT倍率は、先物中心限月で16.36倍(13日は16.32倍)に上昇した。週間(7日は16.12倍)でも上げている。指数インパクトの大きいAI・半導体関連株が日経平均型を牽引するなかで、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせた。-1σ(15.93倍)突破から25日線(16.66倍)に接近。同線に接近するなかではNTロングを巻き戻すリバランスが入っているようだが、-1σ水準での底堅さが意識されてくる局面では、NTロングによるスプレッド狙いに向かわせよう。

8月第1週(8月3日-7日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で3週連続の買い越しであり、買い越し額は1920億円(7月第5週は303億円の買い越し)だった。現物は3827億円の売り越し(同4921億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は5747億円の買い越し(同5224億円の買い越し)と3週連続の買い越しだった。個人は現物と先物の合算で1513億円の売り越しと3週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1130億円の買い越しとなり、2週ぶりの買い越しだった。

主要スケジュールでは、8月17日に4-6月期GDP、中国7月鉱工業生産、中国7月小売売上高、米国8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、18日に米国7月住宅着工件数、米国7月鉱工業生産、19日に6月機械受注、FOMC議事録(7月28~29日開催分)、20日に7月貿易収支、米国7月コンファレンスボード景気先行指数、21日に7月全国消費者物価指数、米国8月製造業PMIなどが予定されている。

――プレイバック・マーケット――

●SQ値

09月限 日経225 45016.28  TOPIX  3175.61

10月限 日経225 48779.14  TOPIX  3241.66

11月限 日経225 50323.66  TOPIX  3339.97

12月限 日経225 50536.54  TOPIX  3393.48

01月限 日経225 51525.23  TOPIX  3491.09

02月限 日経225 57045.65  TOPIX  3854.29

03月限 日経225 52909.45  TOPIX  3568.56

04月限 日経225 56572.89  TOPIX  3752.89

05月限 日経225 62628.64  TOPIX  3828.17

06月限 日経225 66698.04  TOPIX  3904.01

07月限 日経225 69171.55  TOPIX  4065.31

08月限 日経225 69702.13  TOPIX  4197.74

日経225先物(日足)

始値   高値   安値   終値  前日比

26/09 08月14日  68220  69650  68140  68690  +430

26/09 08月13日  67730  68930  67670  68260  +600

26/09 08月12日  67310  67710  66320  67660  +500

26/09 08月10日  65760  67170  65690  67160  +1500

終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

TOPIX先物(日足)

始値   高値   安値   終値  前日比

26/09 08月14日  4182.0  4224.5  4177.5  4198.0  +17.5

26/09 08月13日  4145.0  4198.0  4142.5  4180.5  +38.5

26/09 08月12日  4122.0  4151.0  4104.5  4142.0  +25.5

26/09 08月10日  4078.0  4117.5  4071.0  4116.5  +43.5

終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

シカゴ日経平均 円建て

清算値  前日大阪比

08月14日(09月限) 68715 +25

08月13日(09月限) 69180 +920

08月12日(09月限) 68510 +850

08月11日(09月限) 67065 -95

08月10日(09月限) 66725 -435

※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)

  売り   前週末比   買い      前週末比

08月07日    1925億円  -494億円  2兆2367億円  -3748億円

07月31日    2420億円  +608億円  2兆6115億円  +3709億円

07月24日    1811億円  +376億円  2兆2406億円  -1659億円

07月17日    1434億円  +845億円  2兆4065億円  -1137億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)

売り      前日比  買い       前日比

08月12日    4178万株   +389万株  6億3878万株   +1490万株

08月10日    3788万株   -129万株  6億2388万株   -310万株

08月07日    3918万株    -14万株  6億2698万株   +107万株

08月06日    3932万株    -94万株  6億2590万株   -470万株

08月05日    4026万株   +208万株  6億3061万株   -3653万株

08月04日    3818万株   -290万株  6億6714万株   -3163万株

08月03日    4109万株   -814万株  6億9878万株   -5122万株

07月31日    4924万株   +654万株  7億5000万株   -3096万株

07月30日    4296万株    +65万株  7億8097万株   +846万株

07月29日    4204万株   +691万株  7億7250万株   +8837万株

07月28日    3512万株    -41万株  6億8413万株   +1603万株

07月27日    3554万株   -138万株  6億6810万株   +3770万株

NT倍率

08月14日  16.36

08月13日  16.32

08月12日  16.33

08月10日  16.31

08月07日  16.12

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集