個別銘柄戦略:ファナックやソフトバンクGなどに注目
引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。28日の米国市場では、前日に下げの一因だった原油相場が上昇したほか、長期金利も上昇したことから、エネルギーや金融関連銘柄への買いが相場の下支えとなった。昨日は薄商いの中、後場半ば辺りから先物主導で下げ幅を拡大する格好となったが、米国市場の落ち着きもあって買い戻しが先行しそうだ。ただし、参加者が限られる中ではリバウンドが強まる展開は期待しづらく、日経平均は25日と5日線とのレンジ内での推移になりそうだ。物色については中小型株での短期値幅取り。2018年のテーマとしてAIやIoT、仮想通貨、次世代電池、働き方改革、省力化といった関連銘柄への物色になりそうである。また、インデックスに絡んだ売買の影響を受けやすい面もあり、指数インパクトの大きいファナック、ソフトバンクG、TDKなどでの短期的な値幅取り狙いも一考だろう。
《HT》
提供:フィスコ