来週の株式相場見通し=2日間営業で打診的な売買にとどまる、休場中の海外動向を注視
来週(4~5日)の東京株式市場は、営業日2日間でその後に3連休を迎えることから、休暇中の投資家も多いうえ、週末に米12月の雇用統計の発表を控えていることもあり、打診的な売買にとどまることが予想される。
日本が休場中の海外市場の動向によって、大発会の内容は左右されることになるが、極端な悪材料が飛び出さない限り、来週の日経平均株価の想定レンジは、2万2600~2万3000円程度に収まりそうだ。
市場関係者からは「ここ数年、大発会後に短期的な調整局面に入るというイメージがあり、積極的な買いが回避される可能性がある。日本が休場中のリスクとしては、米株式相場の下落、外国為替市場での円高進行、北朝鮮のミサイル発射などがある。こうしたマイナス要因が現実となった場合には、年初から売り先行となる可能性もある」との見方が出ていた。
日程面では、東証など大発会(4日)、12月のマネタリーベース、経済3団体共催の新年祝賀会(5日)に注目。海外では、米12月のISM製造業景況指数、12月12日・13日開催のFOMC議事録(3日)、米12月のADP雇用統計(4日)、米12月の雇用統計、米11月の貿易収支、米12月のISM非製造業景況指数(5日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2017年12月29日 17時28分