吊ら男:長期投資,2018年はどうすごすか【FISCOソーシャルレポーター】

市況
2018年1月3日 15時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家吊ら男氏(ブログ「吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

----

※2017年12月19日1時に執筆

2013年から続く株高相場,いつ上昇が止まるかと思われつつも2017年は力強く上昇しました (2017年12月18日時点)。このように長きに渡って続く株高相場ですが,2018年の株式相場はどうなるでしょうか。その見通しを受けて長期分散投資を志す投資家はどういう投資をするべきでしょうか。

どうもニュースを見ていると,アメリカでは2018年にはFRBが年3回の利上げを実施するという予想が中心的のようで,景気拡大が続くという認識が強いようです。そんな予想に乗るのであれば,ひたすら株を買っておけとなります。

しかし,経済評論家の予想なんてものがあてにならないというのもよく知られている話です。予想が外れそうと考えるのであれば,むしろポジションを縮小しておけともなります。どうすればいいでしょう?

自分がこのようなニュースの情報を活用できると思えば,その方向に投資をすればいいでしょう。また,自分で企業情報や景気に関するデータを分析できるという人も其の分析結果に基づいて投資をすべきです。

では,この場合長期分散投資家はどうすれば良いか?これが主題となります。

結論はシンプルです。2018年も2017年やそれ以前と同じ,長期分散投資を続けましょう。相場は上がるかもしれませんし,下がるかもしれません。大きな変動があるとしかも知れませんし,変動幅が小さい1年かもしれません。しかし,そういうことは事前に予想するのは難しいと思うからこそ、長期分散投資をやっているはずです。

どんな1年になろうとも,長期的な経済成長にかけている長い投資期間の1年に過ぎません。長期的には株式投資は報われる可能性が高いと思っているのなら,短期的な相場予想に振り回されるべきではありません。

世間では大幅な株価上昇を煽る記事も多く出るでしょうし,暴落の危険性を喧伝する記事も多く出るでしょう。しかし,無視しましょう。継続は力なりです。それが長期的な資産形成の方法だと私は思っています。

私も2007年から続けてきたように,給与所得の中から投資に回す分を「日本株」「先進国株」「新興国株」に振り分けて投資信託を購入していきます。相場観で売却するようなことはしません。

あえて変えることと言えば「つみたてNISA」です。2018年から金融庁も力を入れているつみたてNISAが始まります。年間40万円を拠出金額の上限として,保有し続ければ其の元本から20年間の運用で出た利益は非課税になるという長期投資との相性がぴったりな制度です。

特定口座での年間拠出額が40万円以内の人は全部をつみたてNISAに振り向けてもいいでしょうし,年間拠出額が40万円を超える人は40万円まではつみたてNISAに回してもいいでしょう。せっかくの長期投資向けの制度ですので,上手く活用しちゃいましょう。

ちなみに,私は2018年からつみたてNISAを限界まで利用する予定です。

----

執筆者名:吊ら男

ブログ名:吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

《HT》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.