前場に注目すべき3つのポイント~25000円が次のターゲットとして意識されてくるか

市況
2018年1月9日 9時04分

9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:25000円が次のターゲットとして意識されてくるか

■前場の注目材料:サイバーダイン、発話困難でも意思伝達、脳信号読み取り

■25000円が次のターゲットとして意識されてくるか

9日の日本株市場は買い先行の展開になろう。注目された米雇用統計では、非農業部門就業者数は前月比14万8000人増加、失業率は変わらずの4.1%だった。就業者数は市場予想(19万人)を下回ったが、失業率は低水準を維持しているほか、民間部門の平均時給の前年同月比伸び率も2.5%と改善傾向が続いている。

米国市場同様、日経平均についても短期的には過熱警戒感が意識されるものの、インデックスに絡んだ商いによるものであり、日経平均の上昇ほど、個人投資家は積極的に買い上がったとは考えづらい面はある。楽観的というよりは過熱感を警戒している状況だろう。それ故に需給は大きく買いに傾きづらく、反対にショートポジションが積み上がりやすいところであろう。そのため、過熱感を警戒しつつも一段の上昇が見込めそうだ。今週のオプションSQ(特別清算指数算出)を前に、ショートカバーが強まる展開も意識しておきたい。

日経平均は1992年の高値23800円処まであと70円程度に迫ってきている。これをクリアしてくると、次のターゲットは1991年以来の25000円が意識されてくることになろう。また、物色についてもテーマ株が循環的に買われているが、こちらも上値追いというよりは、調整一巡感のある銘柄や出遅れ感のある銘柄等に向かいやすい。先行して上昇していた銘柄への利益確定を進めつつ、出遅れ銘柄を見直すことにより、市場全体の底上げといった流れが期待されそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)

■前場の注目材料

・米NVDAなどハイテク株への物色強まる

・トランプ政権に対する政策運営期待

・ナスダックは上昇(7157.39、+20.83)

・SOX指数は上昇(1335.54、+9.83)

・個人主体の中小型株物色が活発

・シカゴ日経225先物(23945、+225)

・NY原油は上昇、(61.73、+0.29)

・日経平均は上昇(23714.53、+208.20)

・マザーズは上昇(1250.20、+7.36)

・サイバーダイン<7779>、発話困難でも意思伝達、脳信号読み取り

・SUBARU<7270>米国販売10年連続プラス、昨年「インプレッサ」けん引

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・09:00  毎月勤労統計(11月)  0.6%  0.2%

<海外>

・特になし

《HT》

提供:フィスコ

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