明日の株式相場見通し=3日続伸の反動で一服商状、主力株物色継続には安定感
あす(10日)の東京株式市場は、きょうまでの3日続伸で、日経平均株価の上昇幅が1085円と1000円を上回る急騰となったことへの反動も想定されることから、利益確定売り優勢で一服商状となりそうだ。
市場関係者からは「3日続伸による合計1000円を超える急騰ぶりも話題となったが、年明けから3営業日連続で、東証1部の売買代金が3兆円を超えていることに関心が集まった。これは、時価総額の大きなハイテク株、自動車株、銀行株が買い人気を持続していることで、背景には海外投資家の積極的な買いがある。年初からの上昇ぶりを見ると高値警戒感が出て当然だが、内容を吟味すると過熱感はまだ限定的といえそうだ」との見方が出ていた。
9日の東京株式市場は、世界株高の流れを受けて買い優勢となり、日経平均株価は目先利益確定の動きに途中伸び悩む場面はあったものの、終始強調展開をキープした。日経平均株価終値は、前週末比135円46銭高の2万3849円99銭と3日続伸した。
日程面では海外で、米12月の輸出入物価、中国12月の消費者物価指数・卸売物価指数が焦点になる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)