米ゴールドマンやアルコア決算に期待【クロージング】

市況
2018年1月17日 15時52分

17日の日経平均は3日ぶり反落。83.47円安の23868.34円(出来高概算15億4000万株)で取引を終えた。16日の米国市場ではNYダウが26000ドルに乗せた後に下げに転じており、前日のNYダウ上昇を織り込んでいた日経平均の上昇分が剥がれる格好から始まった。ただし、5日線レベルでの下げ渋りが見られるなか、じりじりと下げ幅を縮める展開となっている。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占める状況が続いた。セクターでは石油石炭、鉄鋼、鉱業といった資源関連に利益確定の流れが強まったほか、足元でリバウンド基調が強まっていた銀行が一服に。一方で、機械、食料品、陸運、保険、その他製品、輸送用機器が小じっかりだった。円相場が1ドル110円80銭台と円高が一服したことが安心感にもつながっていた。

やや波乱含みの展開とはなったが、終えてみれば底堅さが意識される展開であった。仮想通貨の下落が心理的に嫌気された面もあったと考えられる。ただ、米国では下げに転じてはいたが、シティグループの決算は評価されたほか、半導体関連にはM&A思惑等もあって物色が向かっていた。米国が反発といった流れに向かうようであれば、再び指数インパクトの大きい値がさ株に資金が向かう格好となりそうだ。バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン、アルコアの決算が予定されており、決算評価の流れが期待されるところである。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.