前場に注目すべき3つのポイント~米アップルの大規模な投資計画を評価

市況
2018年1月18日 10時06分

18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:米アップルの大規模な投資計画を評価

■前場の注目材料:日立、自動運転「滑らかに」、歩行者の移動予測、新技術開発

■米アップルの大規模な投資計画を評価

18日の日本株市場は買い先行の展開から、日経平均は24000円を捉えることになろう。17日の米国市場ではNYダウが320ドルを超す上昇で26000ドルを突破して終えている。米アップルが5年で3500億ドルの投資計画を発表し、これが好材料視されている。S&P業種指数では半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器 が大きく上昇しており、日本市場へのインパクトは大きい。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円高の24060円となり、ギャップ・アップの形で一気に直近のもち合いレンジを上放れてくることになりそうだ。また、足元で設備投資関連への物色が続いていたが、アップルの大規模な投資計画を背景に、より物色が強まることが期待される。

もっとも決算シーズンを迎えるなか、買い一巡後はこう着感が強まりやすい面はある。ただ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株等がインデックスに絡んだ商いで指数を押し上げる可能性はあるため、意外高も意識されそうだ。

その他、中国では10-12月GDPの発表が予定されている。GDPでは李首相が先週、2017年通年で6.9%前後になったもようだと発言している。成長の鈍化が続いていた中国のGDPは、7年ぶりに加速に転じたことになる。世界的な景況感の改善が先高観をより強めてくるかが注目されよう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)

■前場の注目材料

・米アップル、5年で3500億ドル設備投資

・NYダウは上昇(26115.65、+322.79)

・ナスダックは上昇(7298.28、+74.59)

・設備投資関連への物色強い

・個人主体の中小型株物色が活発

・SOX指数は上昇(1364.29、+38.32)

・シカゴ日経225先物(24060、+240)

・NY原油は上昇、(63.97、+0.24)

・日立<6501>、自動運転「滑らかに」、歩行者の移動予測、新技術開発

・パナソニック<6752>、IoT化、設備1台から、中小の生産改革支援、システム発売へ

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・09:00  毎月勤労統計(11月)  0.6%  0.2%

<海外>

・09:30  豪・失業率(12月)  5.4%  5.4%

・10:30  中・住宅価格指数(12月)

・11:00  中・GDP(10-12月)  6.7%  6.8%

・11:00  中・鉱工業生産指数(12月)  6.1%  6.1%

・11:00  中・小売売上高(12月)  10.2%  10.2%

《HT》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.