注目銘柄ダイジェスト(前場):津田駒、幸和製作所、JIAなど

市況
2018年1月19日 11時55分

ショーワ<7274>:1395円(+90円)

3日ぶり大幅反発。大和証券が投資判断を新規に「2(アウトパフォーム)」としていることが買い材料視されている。目標株価は1800円とされている。二輪車事業はインドネシアの市場回復に加えて、事業拠点再編などによる収益性改善といった自助努力も寄与。四輪車事業ではリコール問題が収束に向かっているほか、ステアリング事業の収益貢献も期待。来期予想PER水準では割安感が強く、更なる評価余地が大きいと判断している。

いちご<2337>:452円(+24円)

3日ぶり大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「バイ」を継続し、目標株価を560円から590円に引き上げている。第3四半期決算発表を受けて売りが優勢となっていたことから、安心感が強まる状況へとつながっているようだ。富裕層向けへの売却を本格化するなど利益率改善を予想し、来期以降の利益予想を上方修正している。19年2月期営業利益は前期比23%増の270億円を見込んでいるもよう。

三菱ケミHD<4188>:1208.5円(-34.5円)

大幅に3日続落。メリルリンチ日本証券では投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に2段階格下げ、目標株価も1320円から1080円に引き下げている。新規増設の集中によるMMAモノマーの市況ピークアウト、原料高による採算圧迫への懸念から来期以降の業績予想を下方修正しているもよう。また、同様に石化市況のピークアウト懸念から、三井化学<4183>の投資判断も2段階格下げしているようだ。

モバファク<3912>:1530円(+193円)

4日ぶり大幅反発。年内にもブロックチェーン技術を活用したゲームを開発すると報じられており、期待材料視されている。プレーヤー同志が仮想通貨を使って、キャラクターやアイテムを売買できるゲームにするもよう。仮想通貨の取り扱い人口が増加するなか、注目度が高まりやすくなっている。なお、本日12月期の決算発表を予定しており、決算期待なども先行しているものとみられる。

津田駒<6217>:289円(+50円)

大幅反発で上昇率トップ。前日に11月期の決算を発表している。営業利益は6.2億円で前期比14%減益、先に下方修正した水準での着地となった。一方、今期は10億円で同61%増益の見通しとしており、四季報予想の8億円なども大きく上回る水準となっている。前11月期の受注高は前期比18%の増加と大きく拡大しており、計画達成確度は比較的高いとの見方にもなっているもよう。つれて、復配の可能性などにも期待が高まる展開。

協和コンサル<9647>:2174円(-214円) 2176 -212

5日ぶり大幅反落。17年11月期決算を発表している。営業利益は前期比1.2%減の2.34億円となり、おおむね従来予想(2.30億円)と同水準で着地した。しかし、18年11月期の通期業績については営業利益で同6.0%減の2.20億円との見通しを示しており、ネガティブ視されているようだ。生産体制を強化すべく積極的な人的投資に取り組むほか、再生可能エネルギー関連事業についても重要施策として投資活動を継続する。

JIA<7172>:3805円(+405円)

大幅に5日続伸し上場来高値更新。17年12月期業績の上方修正を発表している。営業利益見通しは従来の37.00億円から46.80億円(16年12月期は24.65億円)へと引き上げた。中核のオペレーティング・リース事業及び環境エネルギー事業で案件組成が順調に進み、顧客(投資家)からの強い需要を背景に商品の販売も好調に推移した。一部市場予想では40億円強とみられていたが、これを上回る見込みとなりポジティブ視されているようだ。

幸和製作所<7807>:15150円(+2300円)

大幅反発。1株につき3株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は2月28日。より投資しやすい環境を整えるため、投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。同社は昨年11月にジャスダックへ上場し、公開価格3520円に対し、初値はその約2.3倍となる7980円となった。その後、株価は12月27日に一時18610円まで上昇する場面があった。

《ST》

提供:フィスコ

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