来週の為替相場見通し=日欧中銀理事会に注目

通貨
2018年1月19日 18時20分

来週の外国為替市場のドル円相場は、日本銀行と欧州中央銀行(ECB)の金融政策決定会合に関心が集まりそうだ。予想レンジは1ドル=109円00~112円00銭。

この週は週末にかけ110円台へのドル安・円高が再進行。米国の政府機関閉鎖への警戒感からリスク回避姿勢が強まった。今後の情勢次第だが、もし米政府機関閉鎖があった場合、閉鎖がどの程度の期間となるかが焦点となろう。来週は22~23日に日銀金融政策決定会合、25日にECB理事会が開催される。日銀会合では金融政策は据え置かれる見通しだが、18年度の成長率が上方修正されるとも予想されている。一部で強まる金融政策変更への思惑が黒田日銀総裁の会見で鎮静化するかが焦点となる。また、ECBにも早期の政策変更観測が浮上したが、同理事会と会見での当面の政策が維持され市場の期待が押さえこまれるかが注目される。来週は26日に12月消費者物価指数、海外では22日に米12月シカゴ連銀全米活動指数、24日に米12月中古住宅販売件数、26日には米10~12月国内総生産(GDP)の発表が予定されている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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