本日注目すべき【好決算】銘柄 セック、アセンテック、鳥居薬 (22日大引け後 発表分)
22日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
セック <3741> ★今期経常を15%上方修正、配当も14円増額
◆18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.2億円→6億円に15.4%上方修正。増益率が14.0%増→31.6%増に拡大する見通しとなった。移動体通信事業者向けのサービス開発の受注好調に加え、官公庁案件を中心とした社会基盤システムや車両自動走行などロボットの研究開発案件も増加し、売上高が計画を上回ることが寄与。
併せて、業績好調による普通配当4円と東証1部指定替え記念配当10円を上積みする形で、期末一括配当を従来計画の28円→42円(前期は36円)に大幅増額修正した。
アセンテック <3565> [東証M] ★今期配当を10円で6期ぶり復配へ
◆従来無配としていた18年1月期の期末一括配当を10円実施し、6期ぶりに復配する方針とした。堅調な業績や財務基盤が整ってきたことを踏まえ、株主への利益還元を再開する。権利付き最終日の26日を目前に控え、配当取りを狙う買いが期待される。
鳥居薬品 <4551> ★前期経常を25%上方修正
◆17年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の51億円→64億円に25.5%上方修正。増益率が27.5%増→60.0%増に拡大する見通しとなった。主力の透析患者向け経口そう痒症改善剤「レミッチ」の販売が好調だったことが寄与。研究開発費などの削減に加え、一部経費の発生が翌期へずれ込んだことも上振れに貢献した。
植松商会 <9914> [JQ] ★4-12月期(3Q累計)経常は93%増益・通期計画を超過
◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比93.0%増の1億1000万円に拡大して着地。スマートフォンや自動車関連などの堅調な設備投資需要を背景に、工具や産業機械の販売が伸び、12.3%の大幅増収を達成したことが寄与。
通期計画の1億0400万円をすでに5.8%上回っており、業績上振れが期待される。
株探ニュース