明日の株式相場見通し=円高警戒感抱え売り姿勢、1ドル=108円台の攻防注視

市況
2018年1月25日 17時13分

あす(26日)の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行警戒感を抱えた週末とあって、市場参加者のあいだに利益確定の売り姿勢が強まることが予想され、日経平均株価は続落となりそうだ。

市場関係者からは「円高・ドル安基調が強まるなかで、ムニューシン米財務長官が24日のダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)で、ドル安容認とも受け取れる発言をしたことが、円高・ドル安進行に拍車を掛けている。NY市場に続いて東京外国為替市場でも、株式市場の大引け間際から、1ドル=108円台後半へと円高が加速して株価はこの日の安値圏での推移となった。108円台は重要な防衛ラインとして意識されており、これを突破すると、一気に1ドル=105円に現実味が出てきてしまう」と警戒する見方が出ていた。

25日の東京株式市場は、円高・ドル安を背景に終始売り優勢の展開を強いられ、日経平均株価は一時300円近く下げる場面もあった。日経平均株価終値は、前日比271円29銭安の2万3669円49銭と大幅続落で、今年最大の下落幅となった。

日程面では、12月の消費者物価指数、日銀金融政策決定会合議事要旨(12月20~21日開催分)に注目。海外では、米トランンプ大統領がダボス会議で演説、米10~12月期と17年通年のGDP速報値、英10~12月期のGDP速報値が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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